9月11日、ドイツ政府の報道官は、ロイターの取材に対して、同国はパレスチナとイスラエルの「2国家共存」を目指す国連決議を支持するものの、今がパレスチナを国家承認する時期だとは考えていないとの見解を示した。写真は国会議事堂の屋上ではためくドイツ国旗。3月25日、ベルリンで撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
[11日 ロイター] – ドイツ政府の報道官は11日、ロイターの取材に対して、同国はパレスチナとイスラエルの「2国家共存」を目指す国連決議を支持するものの、今がパレスチナを国家承認する時期だとは考えていないとの見解を示した。
報道官は「ドイツは国際法上の現状維持を反映するそのような決議に賛成する」と述べ、これまでも常に2国家解決を提唱してきたと付け加えた。
しかし「首相は2日前、改めてドイツはパレスチナ国家承認の時期が到来したとは見なしていないと言及した」と説明した。
英国とフランス、カナダ、オーストラリア、ベルギーは今月の国連総裁でパレスチナを国家承認すると表明。ただ英国は、イスラエルがパレスチナ自治区での人道危機対策に乗り出し、長期的な和平プロセスへの関与を約束した場合は、この方針を撤回するという。
米国は、欧州の同盟国がパレスチナを独立国家として認める動きに強く反対している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.