イタリアから来たアレクサンドラさん【写真:Hint-Pot編集部】
自国と異なる文化圏への旅に、不安はつきものです。イタリア人女性も、そんな不安を抱えながら日本へやってきました。ところが、実際に旅してみると「想定外だった」と感じることがあったといいます。それはいったい、どんなことだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
ミラノから初訪日 「訪れた街それぞれの特色が違った」
イタリア北部にある都市、ミラノからやってきたアレクサンドラさん。今回が初めての日本です。2週間の滞在で、大阪、京都、金沢、高山、東京をめぐってきました。
「イタリアとは何もかもが違うので、来てみたかったんです。長い歴史があって、独自の文化がある。訪れた街それぞれの特色が違って、同じような街並みがありませんでした。素晴らしかったです」と絶賛します。
そんなアレクサンドラさんも、訪日前には不安に感じていたことがあったそう。それは、言語の問題です。
「日本を旅するのは、もっと難しいと思っていました。言葉も通じないかもしれないし、読めないし、移動するときなど、どうしようと。でも、思ったよりもずっと英語表記が多かったです。電車や駅のアナウンスには英語があるし、案内ボードや表示も英語が併記されていますよね。すごく機能的だなって思いました」
近年、日本では訪日外国人の増加に合わせて、鉄道や空港、観光地での英語をはじめとした多言語表記や、アナウンスの環境が整備されています。駅構内や案内板、観光パンフレットにも多言語が併記され、日本語が読めない外国人観光客でも、安心して移動や観光を楽しめるようになってきています。
英語表記に助けられながら、日本各地の魅力を堪能しているアレクサンドラさん。残りの滞在でも、日本でしかできない経験を重ねてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
WACOCA: People, Life, Style.