カーク氏射殺事件、容疑者の男を拘束=ユタ州知事

ユタ州の大学で保守系政治活動家チャーリー・カーク氏が射殺された事件で、同州のスペンサー・コックス知事は12日、州内に住むタイラー・ロビンソン容疑者を拘束したと発表した。ユタ州公安局が公開した重要参考人の写真(2025年 ロイター/Utah Department of Public Safety/Handout via REUTERS)

[オレム(米ユタ州) 12日 ロイター] – ユタ州の大学で保守系政治活動家チャーリー・カーク氏が射殺された事件で、同州のスペンサー・コックス知事は12日、州内に住むタイラー・ロビンソン容疑者を拘束したと発表した。

コックス知事は記者会見で、1960年代に起きたジョン・F・ケネディ元大統領や米公民権運動の黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺に言及し、「これは、われわれ全員に対する攻撃だ」と非難した。

ロビンソン容疑者は周囲に犯行を告白したといい、その人物が当局に通報した。また、捜査官によると、同容疑者のルームメイトから、インスタントメッセージプラットフォーム「ディスコード」に投稿された重要な証拠となる情報が提供されたという。

家族への事情聴取によると、ロビンソン容疑者は最近になって政治的発言を行うようになり、カーク氏をこき下ろすような発言があったという。

コックス知事によると、現場付近で見つかった弾薬には、「おい、ファシスト、捕まえろ!」といった文言が刻印されていたという。コックス氏は、弾薬に刻まれたメッセージの解釈は調査に委ねるとした。

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