【2ch 馴れ初め】津波警報が鳴り響く中、海岸近くでお年寄りの手を引く双子姉妹→波が引いていて危険なので命懸けで助けに向かった結果…【ゆっくり】

わ大丈夫じゃ。先に行きなさい。 まだ間に合いまし。おばあちゃん頑張って。王自身の後高台に避難した俺が目撃したのはおぼつかない足取りのおばあさんの手を引く小さな双子の姉妹だった。海岸の波は引いていて一刻を争う状況。津波警報も桁たましい音でなり響いていた。 助けに行けば自分も無事でいられるかは 分からない。でも俺はおばあさんと女の子 たちを助けに向かった。自分の危険を帰り 見ない無謀な行為だって思われただろう。 でもこの行動は俺が過去の公開を 乗り越える大きなきっかけになり、今の 幸せにつがっていくことになる。俺たちの 昔話よかったら聞いていって欲しい。俺の 名前は一致。当時の年齢は27歳。海沿い の町で両親と3人で暮らしていた。この頃 の俺には活力というものがなく、ただ毎日 をなんとなく過ごしているだけだった。俺 がこうなったのは高校生の時。親友の有や を海難事故でなくしたことが原因だ。ゆや は俺の目の前で海に流され、病院に反送さ れたものの命を落としてしまった。ごめん 、ごめん。ゆや親友を助けられなかった ことを悔み、精神的に追い詰められた俺は 残りの高校生活のことをあまり覚えてない 。卒業後は両親が営む小さな定食や春の風 食堂で俺も働き始めた。 や、俺のことを小さい時から知ってる常連 さんたちの温かさに救われ、次第に心の傷 は薄まっていったように思う。でも なかなか気持ちが前に向かないまま年月が 流れ、あっという間に27歳になった。 この年町を襲った大事と津波が全てを変え てしまった。 それは店のランチタイムが終わり、両親と人きついていた時のことだった。経験したこともないような大きな揺れが起こった。自信だ。 母さん一ちテーブルの下に ひ 長い揺れが収まってテーブルの下から出ると店内は物が散乱してぐちゃぐちゃでもそれに構まっている暇はなかった。 父さん、母さん、津波が来るかもしれない 。早く高台に避難しよう。こうして俺と 両親は迅速に高台に避難。町の防災 スピーカーでは津波警報が出ているから すぐに避難をするよう。繰り返し アナウンスがされていて、町の人たちが 続々と避難をしていた。 海沿いの町に住んでるから定期的に避難訓練は行われていてその成果が発揮されていた。あ、常連さんたちも避難してきてるわ。 本当だ。よかった。 ちらほらと見える常連さんたちの顔にアンドしつつも海岸の波が引いていく様子に不安は募っていった。波が引くということはその後に押し波が来るということ。 津波が来ることはもはや決定事項だった。 ちなみに津波の第一波が引き並みかし並み かは様々な要因で決まるからどっちにしろ 大きな揺れを経験したらとにかく早く高台 に避難することが重要だ。海から高台の 麓元に視線を移したその時ゆっくりと歩く 複数の一影が見えた。おばあさんとその手 を引く小さな女の子が2人。おばあさんは 足が悪いのかおぼつかない足取りのため なかなか進まない。もう波が引いていて 危険な状況なのにこのままでは避難が 間に合わない可能性も出てきた。その時俺 のりになき親友のゆやの笑顔が浮かんだ。 もう目の前で人が流されて死ぬのは見たく ない。俺はぐっと拳を握り、高台を降りて 3人の元に向かい始めた。 一ちだめだ。 もう津波が来るぞ。 一ち危険よ。 必ず間に合わせるから。両親の精止も聞かず俺は必死で走った。 わし大丈夫じゃ。先に行きなさい。 まだ間に合いまし。おばあちゃん頑張って。 近づくにつれてそんな会話が聞こえてきて助けたいという気持ちはどんどん大きくなった。君たちおばあさんは俺が部していくから 2人は先に高台に避難するんだ。 え、でも 俺の呼びかけに女の子たちは戸惑った。ちょっと怯えているようにも見えた。 多分俺が必死すぎるあまりすごい行になっ ていたからだと思う。でもこの時はそれに かっている暇はなかった。助かりたかっ たらさっさと行け。思わずご気を強めて そう言うと2人は体をビク高台 へと走り始めた。おばあさん背中に乗す まないね。お兄さんありがとう。 おばあさんの重みを背中に感じながら俺は全身前例の力で高台を目指した。俺とおばあさんが高台に到着した頃、もうすでに地には津波が到達していた。 [音楽] おばあちゃんよかった。おばあちゃんうええん。 ひなちゃんあちゃん心配かけたね。 かけ寄ってきた2 人はおばあさんにしがみついて号泣していた。 お兄さん、本当にありがとうございました。 ありがとうございました。ありがとうございました。 いえ、間に合ってよかったです。 3 人にお礼を言われ、やっと助けられたことを実感した俺は体の力が抜けそうなほどほっとした。それからは両親とも合流し、津波が町を飲み込んでいくのをただ見ていることしかできなかった。 避難している人、みんなが言葉を失うほど絶望の色に染まっていた。 ママ、 大丈夫かな?ママシック。 [音楽] ここにはお母さんいないの? うん。さっき探してみたけどない。 ママ、今日はお仕事行っての?日なとは保育園親趣みだったの? [音楽] 2 人は保育園の年中さんでひなのと綾野という名前の双子だと教えてくれた。そしておばあさんは千さんと言い [音楽] 2 人の祖母ではなく近所の人だという。保育園が感染症で学級閉鎖中のため千さんが [音楽] 2人を預ってたのだそうだ。 ママ、ママに会いたい。ママのところ行きたい。 ポロポロと涙を流す 2 人に俺も両親も胸が締めつけられた。まだこんなに小さいのに母親の安否が分からなくてどんなに不安だろう。 [音楽] 大丈夫だよ。きっと 2 人のお母さんもちゃんと避難しててすぐに会えるからね。 [音楽] 千よさんは2人の体を引き寄せ、その体を 優しくさっていた。俺も祈るような気持ち だった。その日は避難場所でそのまま 過ごし、津波が引いてから俺たちは避難所 に向かった。おばあさんと双子たちのこと が心配だったので、俺と両親は3人につき そうように行動した。 避難所に着くとすぐに 1 人の女性が俺たちのところに駆け寄ってきた。 ちさん、ひなの、あ、野、あ、ママ、ママ。うわん。 [音楽] 2 人は女性に抱きついて号泣。女性も大粒の涙を流して双子を抱きしめていた。 嫁めちゃん、無事でよかった。この方がね、私たちを助けてくれたんだよ。 千さんがここまでの経緯を話すと、女性はお越えを漏らしながら頭を下げた。 [音楽] この子たちの母親の嫁子と言います。本当に本当にありがとうございました。 [音楽] いえ、お母さんもご無事で本当に良かったです。 違う場所に避難していたのかい? そうなんです。職場の近くの高台に避難をしていました。 私がなかったばかりに皆さんにたくさんご迷惑をかけてしまって、 こうやって無事に会えたんだからもうそんなこと気にしないでいいよ。 [音楽] ありがとうございます。ちさんも本当にありがとう。ひく 嫁こ乗った母親は子供たちを抱き寄せながらしばらく泣き続けていた。 結局この王子で町のは壊滅的な被害を受け た。高い場所にあった両親と俺の自宅は 無事だったものの漁行 の近くにあった両親の定食屋流されて しまった。なんてこった。何にも なくなっちゃったのね。店のあった場所を 確認しに行った時の 呆然とした顔は今でも忘れられない。 言葉が何も見つからなかった。その数日後、俺たちが店のあった場所を片付けていると嫁子と双子たちがやってきた。 子供たちとちさんを助けてくれたお礼をさせてください。 おばあちゃんの分も頑張りまし。一生懸命お片付けしましゅ。 [音楽] あ、ありがとうございます。 3人は連日片付けに来てくれた。 テキパキと元気に動き回ってくれた。この 時の親子は千さんと一緒に避難所生活をし ていた。親子が住んでいたアパートも千 さんの自宅も津波に流されてしまっていた 。でも親子には悲想感はなかった。生命力 に溢れているように見えた。そんな3 人に感されて次第に俺の両親も気力を取り戻していった。 [音楽] 流されちまったもんは戻ってこないんだ。まくよくよしてたってしょうがない。 [音楽] 自宅が無事だっただけでも十分だわよ。私たちもできることをやっていきましょう。 [音楽] 両親はそう言うと無事だった食料を書き集めて避難所での炊き出しボランティアにも参加し始めた。 ちょっとでも美味しいもの食べて欲しいからな。 という父は定食屋の主人の顔つきだった。ああ、やっぱり親父の作る飯はうまいな。 [音楽] お腹が満たされると心も満たされてくね。 よくうちに食べに来てくれていたおさんとはるみさん夫婦は両親の作る料理に目を潤ませていた。 [音楽] どんな場所でも美味しいと言ってくれる人がいるなら店と一緒だな。 そうね。私たちにやれることはこれからもたくさんあるわよ。 父さん、母さん、俺もできることは何でもやるから。少しずつ前を向き始める両親の姿に俺は何度も目頭が熱くなった。 こんな2 人を見られたのも生きる活力を見せてくれた嫁子とひな野と綾野のおかげだ。 3 人と千さんも両親の作る炊き出しお目を輝かせて食べてくれた。 おじちゃんとおばちゃんの炊き込みご飯すっごく美味しい。お味噌汁もあったかい。こんな美味しいご飯震災前だってなかなか食べたことなかったですよ。 [音楽] さすがプロの味は違いますね。 美味しく食べてもらえて嬉しいわ。 どれだけかかったって絶対店を再開させるからな。そしたらあんたたちのこと招待するからそん時は絶対食べに来てくれよ。 楽しみにしてます。ちさんもちゃんと連れていきますからね。 こうして厳しい環境ながらも心が温まる 交流を経験して俺たちはそれぞれの場所で 懸命に生きた。それからあっという間に3 ヶ月が過ぎた。町の復興は少しずつでは あるものの進み。両親は新たな店舗で春の 風食堂を再開した。 と言ってもこの頃はまだ仮説店舗だったけど、それでも久しぶりの営業再開に多くの常連さんたちが足を運んでくれた。 [音楽] 炊き出しも良かったけど、やっぱりこうやって春の風さんの店舗で食べられるのが嬉しいよ。 [音楽] あの頃は当たり前のように食べに来てたけど、今となってはその当たり前がどれだけ幸せだったかにしてみてわかるわ。 1日1日を大事に行きようって思うよな。 たおさんとはみさんの話を両親も俺も他のお客さんも頷きながら聞いていた。店を再開できたことに感謝したい。自然とそう思えたよ。嫁はあれからもずっと連絡を取っていて状況を報告し合っていた。 [音楽] 親子と千代さんは仮説住宅で一緒に住み 始め、嫁子の仕事や双子の保育園も再開し ていた。ちなみに嫁子は地元のスーパーで 働いていた。停電や水の中でも地元の住人 たちのために早期に営業を再開した スーパーだ。食堂が再開したこの日、俺は 店が閉店してから嫁子たちを車で迎えに 行った。 本当に貸し切りで招待してもらっていいんですか? はい。父と母が前を向くきっかけになったのは嫁子さんとひな野ちゃんとあ野ちゃんが片付けを手伝ってくれたことですから本当に感謝してるんです。 [音楽] 私なんて最初から迷惑しかけてないし、この足だから何の手伝いもしてないのに。 千よさんがいなかったら俺たちは嫁子さん たちとこんなに親しくなれなかったと思い ます。だから千さんにも感謝しています。 俺がそう言うと4人は嬉しそうに笑って くれた。店に到着すると親子と千さんは 自分のことのように営業再開を喜んでくれ た。すごい。ちゃんとお店だ。美味しそう な匂い。しるね。 双子のお腹がキュルキュルと可愛い音を立てたので、みんなほっこりと笑顔になった。 [音楽] さあ、みんな 座って座って。 今日はお腹いっぱいになって帰ってもらうからな。 そう言って張り切る両親。 豚の生姜焼き、唐揚げ、サバの味噌に野菜の煮物などなど自慢の料理をどんどんテーブルに運ぶと嫁子と双子は目をキラッキラにさせた。 [音楽] [音楽] お、美味しそう。私もお腹なっちゃいそう。 冷めないうちに食べてください。俺が促すと 4 人は同時に手を合わせていただきますと言い食事を始めた。 おお。 むぐお肉がじわって むぐりこらひなのお口に入れたまま喋らないのでも本当に美味しい唐揚げ。あやはこれ好き大好きなレコンシャン入ってる。 [音楽] そういえばあやちゃんは前にが好きだったね。 お野菜好きなんて偉いね。 [音楽] えへへ。 照れる。あ野が可愛くて癒されていると、それを見たひなのも蓄にをパクと口に入れた。 ひ、ひなもしい食べれるもん。 ああ、無理しちゃって。でもおじさんとおばさんのお料理は本当に美味しいから。お野菜苦手な日なのも克服できるかもしれないね。 [音楽] だったらもどんどんうちの料理食べてもらわないとね。温かな食事タイムが終わると嫁子が大量のお皿を持って椅子から立ち上がった。 [音楽] ご馳になるだけなのは嫌ですからね。片付けを手伝わせてもらいますよ。 といい。あっという間にサラ洗いを完了させてしまった嫁め子。そのパワフルさに俺も両親も下を巻いた。 嫁子のおかげで早く片付けが終わり、その後は嫁子の身の上話になっていった。 私施設育ちなんですよね。 6 でもない両親だったのでもう縁を切ってます。で、恋人ができて結婚も意識し始めたんですけど相手の親に施設育ちとは結婚させないって言われて別れさせられたんですよね。 [音楽] そしたら別れた後に娘たちがお腹にいることが分かって。 え、相手はどんな反応したの? 言いませんでした。 1 人でこの子たちを育ててこうって迷いませんでした。 そこが嫁ちゃんのいいところだわ。どんな時もたましく前を向いてるところ。そんな嫁だから私も力になりたいって思ったのよ。 [音楽] 千さんにも本当に感謝してます。本当のおばあちゃんだって思ってますから。関らららに。だけど堂々と自分の過去を語る嫁子が俺には眩しかった。俺とは全然違う活力に溢れた人だな。そんなことを考えていたら俺の隣に座っていた日なのに服の袖をクイくいと引っ張られた。 [音楽] [音楽] ん?どうしたの?ひなのちゃん。 [音楽] あのね、一ちお兄ちゃんってかっこいいねえ。な、何をいきなり思いもよらないことを言われて俺は思いっきり同揺した。するとあ野も 一ちお兄ちゃんヒーローなの [音楽] というじゃないか。俺は驚きすぎて会いた口が塞がらなかった。 この子たち一ちさんが千さんを背負って高台まで走ったことつも話してますよ。すっごくかっこよかった。ピンチにやってくるからヒーローみたいだったって。 [音楽] あら、それは嬉しいわね。一ちうん。あ、ありがとう。 [音楽] こんな風にストレートにさじを送られたのは生まれて初めてで俺は顔がめちゃくちゃ赤くなっているのを感じていた。 私も一ちさんにはこれから一生感謝していきますからね。ひなもあだよ。 もちろん私もね。 4 人の温かい笑顔と言葉に俺は少し花の奥が運んとした。 そして親友のゆやを失ってからずっと胸の 奥にあったモヤモヤがこの時すっと晴れた ような気がしたんだ。これをきっかけに俺 はどんどん変わっていくことになる。これ 以降も嫁子たちとの交流は続いた。嫁子は スーパーで働く傍。復興のボランティアに も積極的に参加していて、エネルギッシュ な嫁子に俺も良い刺激をもらっていた。 新前はただ両親の店を手伝いだけの感覚 だったけど、もっと仕事に向き合いたいと 思うようになった。なんか最近一君変わっ たよね。うん。生き生きして見えるわ。前 はただぬぼっといるだけだったけどね。 そんなにぬぼっとはしてなかったと思うけど。 ほら一ち喋ってないで美味しい生姜焼きし上げな。 ううん。以前から両親のサポートとして厨房に立つことはあったけど、父は次第に俺にも料理を任せてくれるようになり、勉強の日々はとても充実していた。そんなある日、嫁子と双子たちが来店した。 3 人に俺の作った料理を食べてもらえる機会、俺はめちゃくちゃ張り切った。最近料理を任せてもらうことが多いんですけど。ど、どうでしょうか? [音楽] うん、めちゃくちゃ美味しいです。このハンバーグなんか優しい味がします。一ちお兄ちゃんが優しいからかな?絶対そうだよ。優しさが味に出てるんだよ。 [音楽] お料理上手なヒーロー素敵 どうもありがとう。またもや親子のべタぼめに俺は顔を真っ赤にして厨房に逃げた。その後料理を食べ終わった [音楽] 3 人が両親と話し始めたので俺は厨房で聞いていた。 実は来週さんのお誕生日なんですよ。 前のアパートに引っ越してきた時から千さんには本当にお世話になってるのでお礼も兼ねて何かプレゼントしたいんですよね。 それはいいわね。ちさんすごく喜ぶわよ。 でも復興してきてるとはいえまだお店も少ないからこの町でいいもの見つかるか不安で。 [音楽] なるほどな。誕生日プレゼントなら納得行くまで検討したいもんな。 なんて他人ごとのように聞いていたら だったら一ち被害の少なかった町までショッピングに連れて行ってやったらどうだ と父が言った。突然立った白の矢に俺は目が点になる。い、いきなりだな。でもいい案んだと思う。 [音楽] え、でもご迷惑じゃ。 迷惑なんかじゃないですよ。 ひなのちゃんもあ野ちゃんも一緒に行きましょう。 やった。お出かけだ。お車でお出かけ楽しみ。いっちさん、ありがとうございます。 [音楽] こうしてその週末嫁子親子と一緒に近剣のショッピングモールに向かった。 ドライブ楽しいね。 2 人ともはしい出ますね。 車を持ってないので 2 人は今までほとんど車に乗った経験がないんです。 なるほど。 だったらすごく楽しいでしょうね。後部座席ではしゃぐ 2 人に俺はとても癒された。ショッピングモールに到着し、早速プレゼント探しが始まった。 3 人はダコだと相談を重ねた結果ニットベストを購入した。 とても素敵なプレゼント買えました。 ちさんによく似合いそうですね。これを着たちさんを想像するとてもほっこりした。それからランチにはモール内のファミレスに入った。双子たちの希望だ。 ひな絶対お子様まランチ。あもあも旗が刺さってるの。 注文する前から興奮気味の 2 人だったけど、お子様ランチが届いたらもう大興奮が止まらなかった。 ふわー。エビフライもあり、ゼリーもついてるよ。 もしかしたらお子様ランチを食べるのも初めてだったのかもしれない。幸せそうに食べる 2 人に温かいまざしを向けていた嫁子は俺にお礼を言った。 ちさんのプレゼント変えたのも、こんなに幸せそうな 2 人を見られたのも全部一ちさんのおかげです。本当に感謝しても浸りません。 そんなお礼を言いたいのは俺の方ですよ。そう答えると嫁子はとても不思議そうに拠頓とした。俺は海難事故で親友を失ったこと、ずっと無気力に生きてきたことを嫁子に話した。 でも俺は今とても前向きな気持ちになれてます。嫁子さんとひなのちゃんとあ野ちゃんに出会ってからなんです。それにちさんを助けられたことで俺の公開が少し軽くなった気がします。 [音楽] いっちさん、そんな辛いことがあったんですね。 嫁子はゆやの話にショックを受けている様子だった。 でもすぐにふわっと微笑みっちさんが前を向くて助けをできていたなんてすごく嬉しいです。それにこんなに元気になった一ちさんを見てゆやさんもきっと安心していますよ [音楽] [音楽] と言ってくれた。また俺の心を軽くしてくれた嫁め子。この日はずっと楽しくて久しぶりに満たされた気持ちになった。 [音楽] 3人と別れてから1人になった車内は とても静かでなんだか寂しく感じた。 もっと嫁子たちと一緒にいたいと思って いることに気づいたんだ。俺もしかして 嫁子さんのことが好きなのかもしれない。 自分の恋心に気づいた日だった。嫁声の 気持ちを自覚したものの伝える勇気は なかなか芽えなかった。嫁子は生命力に 溢れている素敵な人で、そんな彼女に自分 が釣り合うとは思えなかった。何より ひな野と綾野のことを考えるとこんな中途 半端な気持ちで告白することは絶対でき ないと思った。この頃の俺には親子を幸せ にできる自信がまだなかったんだ。思いを 伝えることができないまま月日が流れ、 もうすぐ震災から9ヶ月が経とうとしてい た。空気がひんやりとする12月のある日 、親子と千代さんが店を訪れた。千さんは 嫁子たちがプレゼントしたニットベストを 着ていて、とても似合っていた。そんな 微笑しい光景なのに双子たちの表情が浮か ないのが気になった。 イ野ちゃんと、あ野ちゃんなんだか元気がないですね。 はい。実は千さんが遠方に引っ越すことになったんです。 え、 遠い親戚に当たる夫婦が私を引き取りたいと申し出てくれてね。 その後夫婦は高齢で仮説住宅暮らしをして いる千さんをとても心配し連絡をくれたの だというかなり服家庭 のようでいつでも千さんを受け入れられる 状態だそうだ。ただだいぶ遠方だから気軽 に会えなくなってしまう。それはなるでも いい話じゃないか。そうなのよ。 ありがたくてね。もう千さんのほのぼとし た笑顔を見られなくなるのかと思うと 寂しかったけどでもそういう申し出があっ たのは純粋に嬉しい気持ちだった。でも次 の瞬間俺は衝撃を受けることになる。実は そのご夫婦から私と娘たちも一緒に来ない かと言われているんです。 もうちよさんの家族同然だから是非これからもちさんのそばにいて欲しいって。 え、そ、 それは嫁子たちにもう会えなくなることを想像すると頭を殴られたような感覚になった。でも嫁子たちを引き止める権利は俺にはない。そう思うとまく言葉が出てこなかった。 その時ずっと俯双子が口を開いた。 ひな、お引っ越しない。ずっとここにいる。あ、あもお引っ越しやだ。ここがいいもん。 [音楽] 2 人は目をうるませて、そう言うとあっという間に店の外に走り出してしまった。 ひな野ちゃん、あ野ちゃん、 2 人ともどこ行くの? 俺と嫁子は同時に店を飛び出した。双子たちがあの日避難した高台に向かって走っているのが見えた。あの頃よりだいぶ復興が進んできた町を見下ろしながら 2 人はすンスンと泣いていた。ひなのちゃん。あ野ちゃん [音楽] お引っ越し寂しいよね。 気持ちわかるよ。 嫁子は2人を優しく抱きしめた。すると 2 人は顔をあげて俺と嫁子を交互に見ながら ママといっちお兄ちゃん一緒にいてほしい。ママも一ちお兄ちゃんと離れるの嫌でちょ。一緒に痛いでちょ [音楽] と言った。その言葉に嫁子は言葉をつまらせた。 ちらっと嫁め子を見るとその顔は真っ赤に なっていた。でも嫁め子と同じくらい俺の 顔も赤かったと思う。だってすごく暑かっ たから。もしかして嫁子も俺と同じ気持ち なんじゃないか。俺の期待は高まる一方 だった。俺は思い切って嫁子に告白をした 。俺も嫁子さんと離れたくないです。俺嫁 さんのことをすになったんです。幸せに する自信がないとか言っていた俺はもう どこかに消え去っていた。自信があるとか ないとか関係ない。何があっても3人を 幸せにする。その覚悟を決めた瞬間だった 。だから俺の前からいなくならないで ください。 俺の告白を聞いた嫁子はさらに顔を赤くして、 う、嘘、本当に [音楽] と驚いていた わ。私も実はもうだいぶ前から一ちさんに引かれていて、でも子供もいるみだし、諦めるしかないと思ったんです。 だから千さんについていくつもりだったんですけど、 嫁、この気持ちが分かったと同時に俺は彼女の手を優しく。この町で一緒に生きていきましょう。 はい。はい。よろしくお願いします。 嫁こ目をうるませて俺の気持ちに答えてくれた。言葉にできないほど幸せな瞬間だった。 [音楽] その後4 人で手をついで店まで戻った。どんな風に両親と千さんに報告しようとしていたけど、 ただいまマといっちお兄ちゃんラブラブになった。お手ぐってして一緒に生きていきまって言ってた。 [音楽] 帰るなり双子が元気いっぱいに報告してくれたのでもうどうにでも慣れ状態だった。店で待っていた 3人はニヤニヤしながら やっとくっついたのね。 いつ告白するんだと思っとったぞ。 じれったかったね と言った。どうやら俺たちの気持ちに気づいていたみたいだ。 嫁めちゃんが本当に私についてきちゃったらどうしようかと思ったよ とちさんに言われ試されていたんだと分かった嫁子は真っ赤な顔手で覆って恥ずかしがっていた。その翌月千さんは笑顔で陰謀方の親戚卓に引っ越していった。 そして両親から どうせ結婚するんだろ と言われた俺と嫁子あれよあれよという間に我が家で親子の同居が始まった。同居が始まった途端俺の両親は早速祖父母気取りだ。嫁子と双子を連れていつの間にかランドセルを購入していたのには驚きを通り越し呆れた。 [音楽] それから俺と嫁子は双子たちが小学校に入学する前に入籍し、夫婦になった。恋人もいたことなかった俺がまさかスピードコンをするなんて信じられん。 [音楽] [音楽] 私もまさか旦那様ができるなんて想像もしてなかったわ。結婚なんてもうできないと思ってたから。 [音楽] 嫁め子さん一緒に幸せになろう。 うん。 半年後には小さい結婚式をあげた。遠方から千さんも散列しに来てくれて涙ながらにお祝いをしてくれた。ちさんと双子たちがくれたこの縁を一生話さないで痛いと強く思ったよ。現在の蔵の震災から 14年が経った。 町の瓦礫は撤去され、道路は綺麗になり、 あの頃のおかげは年々薄くなっている。 この14年の間に不安を抱えたくさんの人 たちがこの町から出ていったけど、俺たち 家族は今もこの町で生きている。あんなに 小さかったひな野とあ野は19歳になり、 この春から大学生になった。 そして俺と嫁子の間にも子供を授かり、長男の健太小学 [音楽] 6年生に、参女の鈴野は小学 4年生になっている。 きあ、お兄ちゃん早く洗面所変わって学校遅刻しちゃうよ。 ちょ、せかすなよ。俺だって急いでんの? ちょっと2 人とも毎朝毎朝同じ内容の喧嘩するのやめて。 でも確かに洗面第 1つじゃ足りないよね。 双子はだいぶ大人になって落ち着いてるけど、元気いっぱいな小学生たちのおかげで毎日家の中は賑やかだ。春の風食堂はあれから新店舗を構え、さらに [音楽] 5年前に2号点を失展した。 その2号点を今俺が任されている。地域の 活性化に少しでも貢献したくて懸命に 頑張る毎日。今もスーパーで働いている 嫁子もたまに店を手伝いに来てくれたりし ている。そして千さんは3年前にした。 95歳の大王城で最後は眠るように息を 引き取ったと聞いている。引き取られた 親戚卓では晩年手厚い介護も 受け不自由なく 暮らせていたようだ。千さんの骨はこの町 に帰て今は旦那さんと同じお墓で眠い。 今度千さんの墓参りに行こうか。そうね。 千さんに話したいこといっぱいあるわ。 生活が人生が大きく変わったあの日行以降 。ここから離れて暮らそうと思わないのか 。また大きな地震が来て津波が来たらと 不安にならないかと言われることもある けどでも俺はこの町が好きだから離れたく ない。大切な親友との思い出の場所が たくさんある町。そして掛けえのない家族 に出会えた大切な場所だ。俺はこれからも この町が少しでもかきづくよう自分に できることを探していきたいと思う。長い 話を最後まで聞いてくれてどうも ありがとう。みんなの町の避難場所はどこ ですか?避難経路までしっかり確認できて いますか?日頃から家族みんなで防災に ついて考える機会を設けて防災対策をして おいてくださいね。 [音楽]

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