ロシア企業、人員増予定が昨年末から半減 削減は微増=調査

9月11日に公表されたロシアの雇用主調査によると、人員増強を計画している企業が昨年末以降、半分以下に減少した。写真はモスクワのビジネス街。2018年7月撮影(2025年 ロイター/Christian Hartmann)

[モスクワ 11日 ロイター] – 11日に公表されたロシアの雇用主調査によると、人員増強を計画している企業が昨年末以降、半分以下に減少した。一方、人員削減を計画している企業はわずかに増加した。

ロシアでは数十万人の男性がウクライナでの戦闘に加わったことから、失業率が過去最低水準となり、一部業種では求人が埋まっていない。しかし、高金利の影響による景気減速が始まっており、国内銀行最大手ズベルバンク(SBER.MM), opens new tabのゲルマン・グレフ最高経営責任者(CEO)は先週、金利が大幅に低下しなければ景気後退(リセッション)に陥る恐れがあると警告した。

調査はズベルバンクが所有する求人サイトRabota.ruとSberPodborが、全土の企業関係者300人余りを対象に実施。その結果、9月から人員増強を計画しているとの回答は全体の25%で、昨年末の56%から低下した。

また、企業の約12%が今秋に人員削減を計画しており、昨年末から4%ポイント上昇した。

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