サウジの中国向け原油輸出、10月に急増へ=関係筋

 サウジアラビアの中国向け原油輸出は、価格の大幅な引き下げを受けて10月に急増する見通しだと、複数の貿易筋が11日明らかにした。サウジ・エンプティクォーターにある石油生産施設で2018年5月撮影(2025年 ロイター/Ahmed Jadallah)

[シンガポール 11日 ロイター] – サウジアラビアの中国向け原油輸出は、価格の大幅な引き下げを受けて10月に急増する見通しだと、複数の貿易筋が11日明らかにした。

中国の石油精製業者への割り当ての集計によると、国営石油会社サウジアラムコ (2222.SE), opens new tabは10月に約5100万バレル(日量約165万バレル)を中国に輸出する見通しだ。

9月の割り当て(日量143万バレル)から大きく増加し、2023年4月以来の高水準となった8月と一致する。

関係者によると、10月にサウジ産原油購入を増やすのは中国石油化工(シノペック)(600028.SS), opens new tab、恒力石化(600346.SS), opens new tabと盛虹石化。

アラムコはコメント要請に応じていない。

ロイターはこれより先、アラムコが市場シェア回復を目指す中、今週シンガポールで開かれたアジア太平洋石油会議(APPEC)の合間にアジアの買い手らと協議し、10月に購入を増やすよう促したと報じていた。

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