米財務長官、中国の何副首相と来週マドリードで会談 貿易など協議

 9月11日、ベセント米財務長官(写真)は来週、マドリードで中国の何立峰副首相ら高官と会談し、貿易、経済、国家安全保障を巡る協議を継続する。ワシントンで8月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 11日 ロイター] – ベセント米財務長官は来週、マドリードで中国の何立峰副首相ら高官と会談し、貿易、経済、国家安全保障を巡る協議を再開する。米財務省が11日、ロイターに明らかにした。

同省によると、会談はベセント氏が12─18日に予定しているスペインと英国訪問の一環で行われ、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡る状況やマネーロンダリング(資金洗浄)対策での共同の取り組みについても協議する。

ベセント氏はスペインと英国の政府関係者とも会談し、その後、国賓として訪英するトランプ大統領に加わるという。

スペインでのベセント氏と何氏の会談は、関税を巡る休戦維持を目指す双方による今年4回目の主要な会談となる。

ジュネーブとロンドンでの協議後、7月末にストックホルムで開いた会談で両国は、関税停止措置をさらに90日間延長することで大筋合意。トランプ氏は8月12日、11月上旬までの延長を承認した。

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