台湾の半導体関連企業の九州への投資を後押ししようと、JETRO=日本貿易振興機構は今月、福岡市に新たな拠点を設けました。
JETROの石黒憲彦理事長は、NHKのインタビューに対し、台湾企業の誘致を九州全域に広げたいという考えを示しました。

JETROによりますと、2021年に台湾の半導体大手TSMCの熊本進出が決まって以降、台湾の企業から九州への進出に関し、これまでにおよそ40件の相談が寄せられているということです。

こうした中、JETROは台湾の半導体関連企業の九州への投資を後押ししようと、今月1日、福岡市にある事務所に「九州広域半導体等誘致推進本部」を新たに設置しました。

これについて、JETROの石黒理事長はNHKのインタビューで、「台湾企業のニーズに応えるには、設備や用地について情報提供できる体制が、熊本だけでなく九州全体で必要だ。各県にある事務所を統括し、きめ細かく対応していかなれければならない」と述べ、台湾企業のさらなる進出に備え、オール九州で受け入れていく体制を構築する考えを示しました。

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