県内で仕込まれた日本酒の出来栄えを競う品評会が、11日、秋田市で始まりました。

この品評会は、秋田県酒造組合が毎年この時期に行っているもので、ことしは、県内の26の酒蔵がこの秋に向けて仕込んだ日本酒、あわせて89点が出品されました。

品評会は、「県産米の部」と「吟醸酒の部」に分けて審査され、国税局の鑑定官や大学の准教授など15人が、香りを嗅いだり、口に含んで味を確かめたりしていました。

全国の酒蔵が日本酒の出来栄えを競うことしの「全国新酒鑑評会」では、県内の酒蔵の日本酒9点が金賞を受賞していて、秋田の酒造りの技術は全国的にも高く評価されています。

審査長を務める県総合食品研究センター醸造試験場の上原智美主任研究員は「秋田・東北のお酒は技術力が高いと思います。猛暑の年はお酒が薄くなりがちですが、それ以上に技術力が高く、そういう印象のお酒は少ないと思います」と話していました。

品評会の審査は12日まで続き、結果は来月21日の表彰式で発表される予定です。

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