
9月11日、インドルピーは、対ドルで過去最安値を更新した。米国の関税が打撃となっている。ニューデリーで4月3日撮影(2025年 ロイター/Adnan Abidi)
[ムンバイ 11日 ロイター] – インドルピーは11日、対ドルで過去最安値を更新した。米国の関税が打撃となっている。
トランプ米政権は先月、インドからの輸入品に対する関税率を最大50%に引き上げる措置を発動した。 もっと見る
外国人投資家は今年に入り、インドの債券・株式市場から差し引き117億ドルの資金を引き揚げている。
ルピーは過去最安値の1ドル=88.44ルピーに下落。先週末も88.36ルピーまで下落し、最安値を更新していた。
市場関係者によると、インド準備銀行(中央銀行)は、ルピーの下落ペースを抑制するため、頻繁に介入。特定の水準を防衛する狙いはなく、企業や投資家の不安を和らげるため、下落ペースを「緩やかなもの」にすることが目的とみられている。
IFAグローバルの創業者兼最高経営責任者(CEO)のアビシェク・ゴエンカ氏は、目先、ルピー安が続くと予想。労働集約型産業が米関税の打撃を受けるとの見方を示した。
 Chart showing movement of Indian rupee against U.S. dollar
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