チェックイン待ちの時間にチームメイトの写真を撮る#18脇選手
沖縄から香港行きの飛行機へ、搭乗直前の選手たち
香港国際空港での選手たち
オーストラリアに向け出発
香港国際空港にて
遠征レポート
《9月10日(水)1日目》
午前9時ごろ、大ぶりのキャリーケースを片手に続々と那覇空港に到着した琉球ゴールデンキングスの選手たち。1週間の長旅を前に、一様にリラックスした表情で集まりました。「オーストラリアに行くのは初めてです」とにこやかな表情で言っていたのは#14 岸本隆一選手。遠くシチリア島まで行った1年前のイタリア遠征に続き、今回の海外挑戦も楽しみにしている様子でした。
2021-22シーズンに今大会の主催者であるパース・ワイルドキャッツに所属した#4 ヴィック・ロー選手にとっては懐かしの地への遠征になります。#12 ケヴェ・アルマ選手にパースについて説明するなど、意気揚々としていました。
チェックインを済ませ、まずは2時間半をかけて乗り換え地点の香港へ。到着すると、巨大な香港国際空港内をシャトルトレインと徒歩でパース行きの搭乗口まで移動。選手たちは空き時間で記念写真を撮ったり、売店で買った軽食で腹ごしらえをしたり。8時間近くの長時間フライトという初日最大の山場を前に、桶谷大ヘッドコーチは「ここからが旅の始まりですね」と気を引き締めていました。
出発は定刻から40分ほど遅れましたが、無事に離陸。「キングス」を乗せた飛行機は南シナ海を真っ直ぐに南下し、インドネシアの島しょ群上空を通過。同時に赤道を越え、南半球に突入しました。
オーストラリア南西の都市、パースの空港に到着したのは現地時間の午後11時半ごろ。時差は日本の1時間遅れです。到着口を出ると、ビッグサプライズが。遅い時間にも関わらず、パース沖縄県人会の方々が「めんそーれ」「琉球ゴールデンキングス」などと書かれたボードや沖縄県旗、三線を手に迎えてくれました。その中には、以前、伊是名中学校に英語教師として勤務していたというオーストラリア人男性の姿も。「キングスがパースに来ると聞いて、ボランティアで大会を手伝っているんです」と笑顔で話してくれました。
今は春先のオーストラリア。季節は日本と真反対で、到着時の気温は9℃ほど。外の空気はひんやりとしていて、眠気も吹き飛ぶほど。ワイルド・キャッツに手配してもらった迎えのバスに乗り込み、空港から20分ほど離れたホテルへ。到着した頃には既に日付が変わり、各自部屋で移動の疲れを癒しました。
WACOCA: People, Life, Style.