9月10日、イタリアのメローニ首相はインドのモディ首相と電話会談し、インドとの「極めて良好な二国間関係」を評価した。写真は2024年7月、イタリア・さベレットリで撮影(2025年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
[ローマ 10日 ロイター] – イタリアのメローニ首相は10日、インドのモディ首相と電話会談し、インドとの「極めて良好な二国間関係」を評価した。米国が欧州連合(EU)にインド輸入品に最大100%の関税発動を要請していることには言及しなかった。
当局者らによると、トランプ米大統領は中国とインドの主要原油供給国であるロシアへの圧力を強化する戦略の一環として、EUに対し中印両国に新たな輸入関税を課すよう求めた。
イタリア首相府は声明で、メローニ氏とモディ氏が貿易、投資などでの協力深化を再確認したと説明。また、ウクライナ問題についても協議し、「停戦を促進し、公正で永続的な平和の実現に向けた交渉再開を目指すあらゆる国際努力」を支持すると表明したという。
インドはウクライナ侵攻後、ロシア産原油の最大の輸入国になっている。トランプ政権はインド製品への高関税発動を決めたものの、インド政府はぞの経済性からロシア産原油の購入を続ける意向を示している。
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