イスラエルは10日、イエメンの首都サヌアを攻撃した。同日撮影(2025年 ロイター/Khaled Abdullah)
[アデン 10日 ロイター] – イスラエル軍は10日、イエメンの首都サヌアと北部ジャウフ県を攻撃したと表明した。軍の基地のほか、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の軍事「プロパガンダ」部門本部、燃料貯蔵施設を標的にしたとした。目撃者によると、フーシ派の国防省も攻撃の標的になったという。
フーシ派の保健当局の初期集計によると、今回の攻撃で35人が死亡、131人が負傷した。
イスラエル軍は「今回の攻撃は、イスラエルに対するフーシ派テロ勢力による攻撃への報復として実施された」と主張した。
これに対し、フーシ派の軍事報道官は声明で、イスラエルがミサイル発射装置を標的にしたとの主張を否定し、「イスラエルの攻撃は純粋に民間人を標的にしていた」と非難。新聞社2社が攻撃対象となり、ジャーナリストや通行人が死傷したと述べた。
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