中国によって厳しく管理されているレアアース(希土類)の代替供給元を求めるインドが、ミャンマーの有力な反政府勢力の協力を得てレアアースのサンプルを入手しようとしていることが分かった。写真はテルビウムのサンプル。パリで6月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[ニューデリー 10日 ロイター] – 中国によって厳しく管理されているレアアース(希土類)の代替供給元を求めるインドが、ミャンマーの有力な反政府勢力の協力を得てレアアースのサンプルを入手しようとしていることが分かった。4人の関係筋が明らかにした。
インド鉱山省は、ミャンマー北東部の「カチン独立軍(KIA)」支配下にある鉱山からのサンプル採取・輸送を検討するよう、国営・民間企業に要請したという。
関係筋によると、インド政府は国内の研究所でサンプルをテストし、電気自動車(EV)などに使用される磁石に加工可能なヘビーレアアース(重希土類)が十分なレベルで含まれていることを確認したい考えだ。
同省は7月のオンライン会議でこの要請を行ったという。
KIA筋はインドでの分析のためにサンプルを集め始めたと証言した。
インドの外務省と鉱山省はロイターの質問に回答しなかった。
KIAの広報担当者は電話やメッセージに応答しなかった。
The Chipwe-Pangwa mining belt in Myanmar’s Kachin state, bordering China, contains the main deposits of heavy rare earths in the war-torn Southeast Asian country.
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