8月にオープンしたコッペパン専門店。
オーナーは、挑戦する姿を娘に見せようと奮闘する女性です。
香ばしい匂いとともに、次々と焼きあがるのは…。
すべてコッペパンです。
諫早市福田町にオープンした「コッペんどっと」。
北海道発祥で、横浜にも店を構えるコッペパンの専門店が、長崎初上陸です。
オーナーは、吉水 千春さん 37歳。
(コッペんどっと 吉水 千春さん)
「昔、給食で出てたコッペパンの印象と全く違って、ふんわりしっとりしているコッペパンをぜひ長崎で、皆さんに食べていただきたいと思った」
子どもの頃からお菓子やパン作りが好きで、諫早農業高校では食品製造を学びました。
学んだからこそわかる苦労から、卒業後は全く別の業界に…。
おととし1月には、長女の陽咲ちゃんが誕生。
子育てに仕事にと忙しい日々を過ごす中、「娘が自慢できる母親になりたい」と考えるように。
(コッペんどっと 吉水 千春さん)
「一生懸命働いている姿、そして自分の夢をあきらめず挑戦する姿を見てほしい」
そして、昔からの夢だった “パン屋への挑戦” を決意しました。
(コッペんどっと 吉水 千春さん)
「パン屋などの店で働いた経験がなかったので、フランチャイズのノウハウを勉強して、オープンすることを選んだ」
横浜の店舗でおいしさに感銘を受け、長崎の人にもこの味を知ってほしいと開店を決めました。
コッペパンは、毎朝店舗で生地から作ります。
北海道産の小麦粉やバターなどを使って、約200℃であえて薄い焼き色に仕上げると、食感はしっとりふわふわに。
オーダーを受けてから。パンに具材を挟んで提供します。
メニューは、おかず系やお菓子系などあわせて30種類以上。
おかず系で一番人気なのが、北海道名物の鶏のから揚げを挟んだ「鶏ザンギ」です。
(コッペんどっと 吉水 千春さん)
「甘酢とタルタルソースがかかっている。タルタルと(甘酢)ソースが合って、チキン南蛮みたいな味。ひとつ食べると、お腹いっぱいになる大きさ」
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