スペイン、ビーチやテラスなど屋外施設を禁煙にする法案提出

 スペイン政府は9日、ビーチ、バーやレストランのテラス、バスの停留所、スタジアムを含む屋外施設での喫煙を禁止する法案を提出した。写真は2022年4月、バルセロナのビーチで撮影(2025年 ロイター/Albert Gea)

[マドリード 9日 ロイター] – スペイン政府は9日、ビーチ、バーやレストランのテラス、バスの停留所、スタジアムを含む屋外施設での喫煙を禁止する法案を提出した。法案は議会の承認を必要とし、修正の可能性もある。

この禁止措置は若者の間で人気が高まっている加熱式たばこや電子たばこも対象となる。

ガルシア保健相は記者団に対し「われわれは常に公衆衛生を私的利益より優先する。誰にも清潔な空気を吸い、より長くより良い人生を送る権利がある」と述べた。

スペインでは年間を通じて利用される屋外テラスは喫煙者に人気があるため、飲食業界はこの法案を批判している。

フランスでは7月に類似の法律が施行されたが、カフェのテラスと電子たばこは禁止対象から除外されている。

保健省のデータによると、スペインでは喫煙関連の原因で年間5万人以上が死亡しており、1日当たりおよそ137人に相当する。

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