公開日時 2025年09月10日 12:16更新日時 2025年09月10日 12:16

沖縄市で強豪親善試合 世界大会へ事前合宿 バレー、仏とブラジル
強烈なスパイクを放つフランス代表の選手=9日、沖縄市立体育館

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琉球新報社

 12日からフィリピンで開幕する2025年世界バレーボール男子選手権大会に向けて、沖縄市で事前合宿をしているフランス代表とブラジル代表が9日、沖縄市体育館で親善試合を行った。試合は4―1でフランスが勝利した。試合は特別ルールで5セット(各25点)で実施された。1セット目は25―23でフランスが、2セット目は22―25でブラジルが取った。3~5セットは競り合う場面もあったが、フランスが連取した。

 フランス代表のフランソワ・ユエ選手は「沖縄でとても良い合宿ができた。まだ準備の段階だが、トップチームに勝つことができて自信になった」と語った。ブラジル代表のリカルド・ルカレッリ・ソウザ主将は「観客の応援に温かさを感じた。こんなきれいな場所で合宿できたことをうれしく思う」とし、世界大会での活躍を誓った。

 世界最高峰の選手による白熱のプレーに観客も大いに沸いた。南城市から訪れた知念華凛さん(11)=大里北小5年=と尚輝さん(9)=同3年=のきょうだいは、大里ラヴィッツでバレーに励んでいる。華凛さんは「力だけではなくて、ラインのぎりぎりを狙って、ポイントを取っていてすごいと思った」と目を輝かせた。尚輝さんは「きれいなブロックやレシーブなど、自分もできるようになりたい」と声を弾ませた。

 試合前、ブラジル代表の選手の手を引きコートに入場した佐久川優姫さん(8)=宮里小2年は「手が大きくて、身長も高かった。少し緊張したけどかっこよかった」と話した。

(友寄開)

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