ドイツ首相、自動車業界に「変革主導」呼びかけ

 9月9日、ドイツのメルツ首相は、ミュンヘンで開催された自動車ショー「IAAモビリティ」で演説し、アジアのライバルや貿易障壁により独自動車メーカーの競争が厳しさを増す中、ドイツは自動車業界の電動化への移行を主導すべきであり、後れを取ってはならないと述べた。ミュンヘンで撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ミュンヘン 9日 ロイター] – ドイツのメルツ首相は9日、ミュンヘンで開催された自動車ショー「IAAモビリティ」で演説し、アジアのライバルや貿易障壁により独自動車メーカーの競争が厳しさを増す中、ドイツは自動車業界の電動化への移行を主導すべきであり、後れを取ってはならないと述べた。

メルツ首相は自動車産業がドイツ経済にとっていかに重要であるかを強調し、過剰な規制が深刻なリスクをもたらしていると指摘。

「われわれは、自動車産業の変革に追随するのではなく、その変革を主導していきたい」とし「この変革に潜む大きな機会を、ドイツの自動車産業、さらにはドイツ全体のために生かしていきたい」と述べた。

メルツ首相は今後4─6週間以内に自動車メーカーやサプライヤーなど業界関係者とのサミットを開催し、業界が直面する課題について話し合う計画を明らかにしている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.