レックス-オスプレイ・ドージコインETF（ティッカー：DOJE）は今週上場予定で、米国の投資家にドージコインへの直接的なエクスポージャーを提供する。
レックス・シェアーズとオスプレイ・ファンズが支援するこのETFは、ドージコインの価格変動を追跡する米国初のETFとなる。
ドージコインは最近、1日で7%上昇し、主要暗号資産を上回るパフォーマンスを示したことから、市場関係者はローンチによるボラティリティの上昇を予想。
ドージコイン（DOGE）強気派は、同トークンの激しい価格変動を追跡する米国のETF（上場投資信託）を長らく待ち望んでおり、早ければ今週にも実現する可能性がある。
ETFストア（ETF Store）のネイト・ジェラチ（Nate Geraci）社長によると、レックス-オスプレイ・ドージコインETF（Rex-Osprey DOGE ETF、ティッカー：DOJE）は今週中にローンチされる見込み。この商品は投資家に対し、ミームコインのパフォーマンスへの直接的なエクスポージャーを提供し、これは米国市場で初となる。
同ETFは、今年初めにローンチされたソラナ・ステーキングETF「SSK」を開発したレックス・シェアーズ（REX Shares）とオスプレー・ファンズ（Osprey Funds）によって支援されている。DOJEはForeside Fund Services LLCが販売する。
この動きは、2024年にビットコイン（BTC）およびイーサリアム（ETH）現物ETFが承認されたことに続く、暗号資産（仮想通貨）関連ETFの流行を拡大するものであり、発行企業が代替トークンや戦略に連動する新しい商品の発表を競っている中で起こっている。「文化的」資産としてのドージコインの特徴は、イーロン・マスク（Elon Musk）氏の言及やソーシャルメディアでの存在感によって長い間支えられており、この特徴により個人向けETF商品の自然な候補となっている。
市場参加者は、ローンチ前後にボラティリティが高まると予想。「今後2カ月間は、暗号資産ETFにとって激しい動きが予想される」とジェラチ氏は述べ、ドージコインが他の現物ETFと同様に投機的な資金流入を引き起こす可能性を示唆した。
ドージコインは直近で約23セントで取引され、過去1日で7%上昇、過去1週間で約15%上昇し、ビットコインやイーサリアムといった主要トークンを上回るパフォーマンスを示した。
また、米国市場で提案されたミームコイン関連のETFはこれが初めてではない。カナリー・キャピタル・グループ（Canary Capital Group）は8月26日、ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領に関連するソラナ（Solana）ベースのトークン「TRUMP」を保有する現物ETFをローンチするため、SECに申請を行った。
トレーダーは、DOGE（またはTRUMP）ETFの上場によりミームコイン分野に新たな需要が生み出されるか、あるいは取引量が既存の取引市場に集中したままになるかを見守ることになる。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
｜画像：
｜原文：Could a Dogecoin ETF Be Launched in the U.S. This Week?
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