
インド政府のナゲシュワラン首席経済顧問(写真)は8日、トランプ米大統領による50%の対印関税は今年のインド国内総生産(GDP)を0.5%押し下げる可能性があると述べた。ニューデリーで1月撮影(2025年 ロイター/Priyanshu Singh)
[8日 ロイター] – インド政府のナゲシュワラン首席経済顧問は8日、トランプ米大統領による50%の対印関税は今年のインド国内総生産(GDP)を0.5%押し下げる可能性があると述べた。
ブルームバーグTVとのインタビューで、「(2026年3月までの)今年度中に関税がどれだけ長く続くかによるが、GDPへの影響は0.5─0.6%程度になる可能性がある」と述べた。
輸出業界の団体は、関税はインドの対米輸出額870億ドルのうち約55%に影響する可能性があると推計している。一方で、ベトナム、バングラデシュ、中国といった競合国には利益をもたらすとみられている。
ナゲシュワラン氏は、4─6月期の経済成長率が1年超ぶり高水準の7.8%だったことを挙げ、今年度の政府の成長予想である6.3─6.8%を維持すると述べた。
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