徳島の春の風物詩、「とくしまマラソン」について、大会の実行委員会は再来年の大会から採用する、街なかを走る割合を大幅に増やした新しいコース案を発表しました。

毎年3月に開催される「とくしまマラソン」は徳島県庁前をスタートして主に吉野川沿いの42.195キロのコースを走るマラソン大会で、ことしはおよそ7000人が参加しました。

大会をめぐっては、これまでの参加者を対象にしたアンケートで現在のコースが「単調だ」などとして変更を求める意見が多く寄せられたことから、実行委員会は再来年の大会からコースを変更することにしていてこのほど新たなコース案を公表しました。

新たなコース案では徳島市の徳島市立体育館をスタートし、吉野川の河口で折り返したあと藍住町や北島町の街なかを走り抜けてゴールの鳴門市の鳴門・大塚スポーツパークを目指します。

また、現在のコースと比べてランナーどうしがすれ違いながら走る区間が長くなっているほか、街なかを走る割合が2割からおよそ8割へと大幅に増えていて、沿道から声援を送りやすいようになっています。

実行委員会は今後詳細をさらに協議した上で来年6月にコースを正式に発表することにしています。

とくしまマラソン実行委員会は「新しいコースでランナーや県民に徳島の魅力をさらに楽しんでもらえるようにしたい」と話しています。

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