ウクライナ、ドネツク州のロシア支配地域を攻撃=ロシア設置当局

 ロシアが任命したウクライナ東部ドネツク州占領地域の責任者、デニス・プシリン氏は8日夜、ウクライナ軍が同地域の2都市にドローン(無人機)とミサイルによる激しい攻撃を仕掛け、2人が死亡、16人が負傷したと述べた。写真は、ドネツク州の前線近くに展開したウクライナ軍。9月3日、ドネツクで撮影(2025年 ロイター/Stringer)

[8日 ロイター] – ロシアが任命したウクライナ東部ドネツク州占領地域の責任者、デニス・プシリン氏は8日夜、ウクライナ軍が同地域の2都市にドローン(無人機)とミサイルによる激しい攻撃を仕掛け、2人が死亡、16人が負傷したと述べた。

プシリン氏は、ウクライナ軍が同州の主要都市ドネツクと、さらに北にある工業都市マケエフカの標的を攻撃したと、メッセージアプリのテレグラムに書き込んだ。

この攻撃について、ウクライナ当局からのコメントは出ていない。

ロシアの通信社は、占領地域の治安当局者の発言を引用し、少なくとも20機のドローンが2つの攻撃に投入され、防空部隊が活動していたと報じた。ドネツク市内では爆発音が鳴り響き、煙が立ち込めたという。

ロシアの人気戦争ブログ「Rybar」は、ロシアが支配する別の工業都市エナキエボでも爆発があり、少なくとも1棟のアパートが攻撃されたと伝えた。

2022年2月にウクライナに侵攻したロシア軍は、ウクライナ全土の20%弱とドネツク州の約75%を支配している。

ロシアはドネツクを含む4つの地域を正式に併合しており、残りの地域を占領するために西へゆっくりと進軍している。

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