公開日時 2025年09月07日 05:00
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水産業の「スキマバイト」のイメージ
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琉球新報朝刊
水産業界の人材育成に取り組む一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」(宮城県石巻市)は、空き時間で働く「スキマバイト」紹介を手がけるタイミー(東京都港区)と業務提携した。水産業の人手不足解消や漁師の収入確保につなげるのが狙い。将来の担い手確保につながればとの期待も込める。
6月に結んだ業務提携では、人手が必要な漁業者らがタイミーを通じて最短1時間からの求人を出し、働きたい人とマッチング。タイミーは導入事業者と共に、日々の業務から初心者でもできる工程を見つけ、バイト向けのマニュアル作成をサポートする。
水産庁によると、漁業の就労人口は2003年の約24万人から23年には半減し、平均年齢も57・1歳と高齢化が進む。同法人は課題解決のため全国の漁業者らと連携し、漁師体験や異業種からの転職支援を続けてきた。
季節で業務量が変動する水産業は「数日だけでいいから多くの人手がほしい」という繁忙期がある。漁師や水産加工の仕事は熟練が必要だが、商品の運搬といった初めてでもできる業務もある。
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