トランプ氏、ベネズエラ領内攻撃を検討 麻薬カルテル標的=報道

 9月5日、 CNNによると、トランプ米大統領はベネズエラ国内で活動する麻薬カルテルを標的とした軍事攻撃の選択肢を検討しており、同国領内での攻撃の可能性も検討している。写真はマドゥロ大統領の呼びかけに応じた国家ボリバル民兵、ベネズエラのバレンシアで撮影(2025年 ロイター/Juan Carlos Hernandez)

[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領はベネズエラ国内で活動する麻薬カルテルを標的とした軍事攻撃の選択肢を検討しており、同国領内での攻撃の可能性も検討していると、CNNが関係者の話として5日報じた。

米軍は2日、カリブ海で違法薬物を積んでいたとされるベネズエラ発の船舶を攻撃し、11人を殺害した。ベネズエラ領内を攻撃すれば、両国の緊張が大幅に高まる。

CNNは2日の攻撃について、同地域から麻薬密売を一掃するためのより大規模な取り組みの始まりに過ぎないと報じた。マドゥロ大統領の弱体化を図る狙いもあるという。

トランプ氏は5日、ベネズエラの体制転換を目指しているかを記者団に問われ、「議論していない」と述べた。その上で「控えめに言っても非常に奇妙な選挙があったという事実については話している」と語った。

マドゥロ氏は米国にベネズエラの主権を尊重するよう求め、「米政府はベネズエラと中南米全域における暴力的な体制転換の計画を放棄し、主権、平和の権利、独立の権利を尊重すべきだ」と述べた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.