満月が地球の影に覆われて赤黒く輝く「皆既月食」が、8日、長島町でも観測されました。

この映像と写真は、8日未明、長島町で民宿を営む愛好家が撮影しました。

皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、満月が地球の影に完全に覆われる現象で日本で観測されたのは、およそ3年ぶりです。

国立天文台によりますと、8日午前1時半前から月が欠け始め、午前2時半ごろ、月全体が地球の影に入り、皆既月食の状態になりました。

映像と写真では、月が欠けていきながら「赤銅色」と呼ばれる独特の赤黒い色に輝く様子が確認できます。

撮影した岩崎謙治さんによりますと、前回に比べて今回は月食の時間が長く、影になる部分が多かったので全体的に空が暗く、月を見つけるのに苦労したということです。

国立天文台によりますと、皆既月食が次に日本で見られるのは、来年の3月3日、ひな祭りの夜だということです。

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