沖縄北部の今帰仁村に誕生したテーマパーク「ジャングリア沖縄」。開業から1カ月経ち、SNSなどではさまざまな評価が寄せられているが、それらの口コミと筆者が実際に訪れた経験、そして「ジャングリア沖縄」PRへの取材を通じて、パークやスパを快適に楽しむ方法を取材した。

狙い目はJTB旅行パッケージの「宿泊プラン」と『アフター2満喫チケット」

来場前の準備は「ジャングリア沖縄」のチケットを取る前からはじまる。「ジャングリア沖縄」の廣瀬里子 PRマネージャーは、「スムースにご来場いただくために、JTBの旅行パッケージで入場チケットとホテルがセットになった『宿泊プラン』か、さらに航空券がついた『宿泊+航空券付きツアー』をご予約いただく、もしくは、暑さも和らぐ時間帯からインパークする『アフター2満喫チケット』のご利用をおすすめします」と話す。

廣瀬里子・ジャパンエンターテイメント PRマネージャー

「というのも、JTBの旅行パッケージでは特典として、パークオープン15分前に入場できる“アーリー・パークイン”がご利用いただけるからです。すると、パーク入園直後にアトラクションにいち早くお並びいただけるほか、パーク内にある”パートナーラウンジ“が滞在中1回利用できるため、こちらでひと休みしていただけます。さらにパートナーホテルを選べば、ホテルからはシャトルバスも運行するため、パークやスパでお酒もお楽しみいただけるかと思います」。

では、県内在住者やパートナーホテルに宿泊しない場合の対策とは?「JTBの旅行パッケージのうち“アーリー・パークイン”ができるチケットと宿泊がセットになった『宿泊プラン』をお選びいただくか、お目当てのアトラクションがある場合は”プレミアムパス“をご購入いただくことをおすすめします。”プレミアムパス“は指定時間に待ち列をスキップでき、パーク入場後に先着順で取得となる整理券も不要のため、確実にご希望のアトラクションをご体験いただけます」。

さらに、名護市内のホテルに宿泊すればmobi(モビ)という定額乗り合い交通サービスが利用できるという。「最大8人まで乗り合いができるAIオンデマンド交通で、1乗車につき500円(小学生半額)の定額制です。アプリや電話で市内指定の247カ所で乗り降りができて、もちろん「ジャングリア沖縄」でもご利用できますのでホテル近辺から快適にご移動できるかと思います」。

通り雨対策として濡れてもいい服や速乾性に優れたウエアの着用を

パークでアトラクションを楽しむ際には、服装についてルールがあるタイプもあるので注意が必要。「一部のアトラクションはスカートやサンダル、ハイヒール、厚底靴などが不可です。そのため、スニーカーや長ズボンを着用していただくことをおすすめします」。

また、アトラクション体験時は傘の利用ができないため、コンパクトなレインウエアがあると便利。「沖縄は通り雨が多いため、アトラクション利用時に小雨がぱらつくことは珍しくありません。そのため、コンパクトに折りたためるレインウエアやポンチョがあると本当に便利です。また、水がかかるアトラクションもあるため、濡れてもいい服装や速乾性に優れたウエアであれば快適にお過ごしいただけるかと思います」。

©️ジャパンエンターテイメント

キャップを被っていれば、その上からヘルメットを着用することが可能

加えて、沖縄の陽射しは秋冬であっても想像以上に強いため、帽子も必携したい。アトラクションにはヘルメットの着用が義務づけられているものもあるが、キャップの上からヘルメットを被れることは可能なので、直に被ることに抵抗がある人にはぜひ用意してほしい。ちなみにキャップ類はパーク内のショップでも購入できる。

著者おすすめアトラクションは「ダイナソー サファリ」
「スカイフェニックス」「ホライゾン バルーン」!

では、パーク入園後に楽しむべきアトラクションとは? まず筆者がおすすめしたいのは特殊車両に乗りこんでジャングルを疾走し恐竜と遭遇する「ダイナソー サファリ」だ。本物の大型車両に乗り込み、起伏にとんだ道を荒々しい運転で突き進むので迫力もスリルも満点! 

演出やストーリーにもこだわっており、予測不能な展開や立体的な音響効果によって臨場感のある体験に! 筆者は晴天時、雨天時と両方で体験しているが、天候が悪い時や夕方以降の薄暗い時のほうが恐竜との遭遇がリアルでより没入感を味わえる。こちらのアトラクションは夕方以降のほうが空いていることもあり、夜の時間帯もおすすめしたい。

ジャングル上空を爽快に飛ぶ「スカイ フェニックス」と標高200mまであがる気球「ホライゾン バルーン」もスリルを味わえるアトラクションだ。

「スカイ フェニックス」は一見、“ジップライン”に似ているが、“ジップライン”はワイヤーに座って滑り降りることが一般的だが、こちらは地上と並行の“うつ伏せ姿勢”となって滑空できるのが特徴。そのため、本当に鳥やスーパーマン(笑)のように、風を切って空を滑空することができることから浮遊感を堪能することができる。約280mを滑空していく途中、青い海や亜熱帯の森が目に入り、その壮大な自然にも感動。こちらは大人気のアトラクションなので、ぜひ朝イチで整理券を確保したい。

一方、「ホライゾン バルーン」は直径約23mの気球に乗り込み、地上200m地点から360℃のパノラマを楽しめる気球体験。上空からは今帰仁村の古宇利島や伊平屋島、伊是名島が見渡せるほか、別料金でスパークリングワインを楽しめるサービスもある。

沖縄で空のアクティビティとしてはビーチで楽しめるパラセーリングがあるが、気球アトラクションは沖縄初。しかも、沖縄にはスカイツリーのような高層展望台がないため、標高200mからの雄大な大自然鑑賞はこのアトラクションでしか得られない経験。ただ、気象条件が整った場合にのみ運行できるため、南寄りの風になる春から夏にかけて(ただし台風の影響を除く)がねらい目だ。 

また、パークでは7月25日の開業以来、ゲストのパーク来場状況などを鑑みて、14時からの入場チケットやプレミアムパスをセットにした「アフター2満喫チケット」の販売もスタートした。

こちらはパーク入場チケット、スパチケットに加え、「ダイナソーサファリ」か「トレジャーファイト」のいずれかを購入時に選択できるチケット。19時からは「ジャングリア花火」や「ジャングリアナイト フェス」が開催される日もあるため、アトラクション、スパ、食事、花火やフェスなどのショーをバランスよく楽しめることが魅力。日中はリゾートホテルや海でのんびりして、午後から「ジャングリア沖縄」に繰り出すのは強い日差しを避けられるというメリットも。

しかも、レストラン「パノラマ ダイニング」はディナーであれば予約が可能なので、美しい夕陽を眺めながら食事を楽しめる。鳥の巣のような“ネスト席”を予約すれば迫力ある花火を間近で楽しめるだろう。

©︎ジャパンエンターテイメント

また、9月以降は、9月1日~10月31日の入場が対象で、実質2860円ほど得する「沖縄県民特別チケット」を期間限定発売。さらに、さまざまな種類のチケットを企画中ということで、オフィシャルウエブサイトをぜひ確認してほしい。

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