EUへの亡命申請、25年上半期23%減 シリア人は66%減少

スペイン領カナリア諸島の港に到着したアフリカからの移民(2024年8月28日撮影、資料写真)。(c)Antonio Sempere/AFP

【AFP=時事】2025年上半期の欧州連合への亡命申請件数が、前年同期比で23%減少した。難民庇護機関「EUAA」が発表した。

EUAAのデータによると、27か国のEU加盟国に加え、スイスとノルウェーに庇護を申請したシリア人は約2万5000人にとどまり、前年同期比で66%の減少となった。EUAAはバッシャール・アサド前大統領の追放の影響が大きいとしている。

また報告書では、「新しいシリア当局が安定と再建を提唱する中、多くの避難民がコミュニティ再建のために帰国することに希望を持つようになった」とも指摘された。

EU諸国およびスイスとノルウェーは25年上半期に合計で39万9000件の亡命申請を受け取った。国内で経済的および政治的混乱に見舞われているベネズエラ人が、そのうちの4万9000件を占めた。
【翻訳編集】AFPBB News

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