中国がハイペースで原油備蓄、世界的余剰吸収=S&Pグローバル

 9月8日、S&PグローバルはAPPEC会議で、「OPECプラス」による増産が進む中、中国が数年来のハイペースで原油を備蓄していると明らかにした。写真は浙江省舟山市の石油ターミナル、2023年1月撮影。China Daily提供(2025年 ロイター)

[シンガポール 8日 ロイター] – S&Pグローバルは8日のAPPEC会議で、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による増産が進む中、中国が数年来のハイペースで原油を備蓄していると明らかにした。

中国は今年に入ってから日量53万バレルのペースで原油在庫を積み増しているという。

S&Pグローバルによると、これは特に第2・四半期の余剰生産を吸収する上で大きな役割を果たし、中国のオンショア原油在庫は全体で約14億バレルに達している。

「これは非常に、非常に大きな増加であり、世界の石油需要の伸びよりも大きい」としている。

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