8月26日は「火山防災の日」である。1911(明治44)年のこの日、日本で最初の火山観測所が浅間山(長野・群馬県境)に設置され、観測が始まった日にちなんで2023年に制定された。今年は内閣府がこの日に合わせ、富士山で大規模な噴火が発生した場合に出る具体的な影響についてのCG(コンピューターグラフィックス)動画をネット公開した。
動画は10分7秒で、ユーチューブの「内閣府防災」チャンネルで見られる。1707年の「宝永噴火」と同程度の大規模な噴火が起きた場合、無数の大きな噴石が飛ばされ、溶岩流や時速100キロメートルを超える火砕流などが発生。さらに、首都圏に広く火山灰が積もった場合の影響を地域ご…
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週刊エコノミスト
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