エリソン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWエリソンは、9月7日に行われたYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・浦和レッズ戦で1ゴールをマーク。日本で2シーズン目を過ごす中、母国ブラジルにはない素晴らしさを感じたという。

 ブラジル『ge』で7日に掲載されたインタビュー記事によると、エリソンは日本の生活環境や日本人の性格などについて、こう語ったという。

 「今、川崎のユニフォームを着て、日本でとても特別な時間を過ごしています。神様のおかげで、AFCチャンピオンズリーグエリートでの戦いのように、素晴らしい試合を積み重ねることができています。(ACLEで)決勝まで勝ち進み、世界的に認められている選手たちと対戦して良い結果を残せたことは、自分にとって大きな価値がありました。ゴールも決められて嬉しいですが、常にその功績をチームメイトと分かち合いたいと思っています。彼らはピッチ内外で本当に自分を助けてくれています」

 「日本人の価値観や日本文化をとてもリスペクトしていて、その素晴らしい部分を自分の私生活や仕事にも取り入れています。ブラジルにはない素晴らしさですね。これは自分のキャリアの中で最高の出来事のひとつであり、この努力による成果がこれからも得られると思っています」

 そんなエリソンは、2025シーズンのJ1リーグ戦20試合の出場で10ゴールと、川崎にとって必要不可欠な存在に。独特なゴールパフォーマンスでサポーターを魅了しているが、そのパフォーマンスに対する反応でも、ブラジルにはない日本の素晴らしさを感じているという。

 「川崎でも、闘牛のゴールパフォーマンスを続けています。雄牛を真似して、ジャンプキックをするあの動きです。日本では神様のおかげで、ブラジルで何度かあったような論争はありません。このパフォーマンスは自分自身の喜びを表現するものです。これからも続けたいと思っています」

 日本という新たな環境で、サッカーだけでなく文化的な学びや人とのつながりを得ているエリソン。ブラジルにはない価値を見出した彼の挑戦は、これからもピッチ内外で輝きを増していきそうだ。

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