<ラグビー・アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025:日本47-21米国>◇6日(日本時間…
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<ラグビー・アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025:日本47-21米国>◇6日(日本時間7日)◇1次リーグB組◇米サクラメント
6年ぶりの優勝を目指す日本(世界ランク13位)が計7トライを挙げ、2連勝でB組1位通過を決めた。
準決勝は14日(日本時間15日)、デンバーでA組2位トンガ(同17位)と対戦する。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「前半はスピードで簡単に得点できた。試合の状況に応じて、相手に応じて適応していた。特に後半の20~30分は、いいコントロールでアメリカを封じた。ワーナー(・ディアンズ)も主将として落ち着いて明確に方向性を示し、スンシン(李承信)も、ディラン(・ライリー)の助けがありながら、よくやっていた。唯一気に入らないのが最後(後半38分)のトライ(献上)。トンガ戦はゴール前で跳ね返さないといけない」と全体を総括した。
31年W杯開催国を相手に、敵地で地力の差を示した。前半12分にフランカーのベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が先制トライ。同22分には連続攻撃からNO8ファカタヴァ・アマト(リコーブラックラムズ東京)がトライを挙げた。
スクラム、ラインアウトで主導権を握り、同26分にはラインアウトから今大会の主将を務めるロックのワーナー・ディアンズ(ハリケーンズ)が体の強さを生かしてトライを決めた。以降はオフサイドなど防御時の反則の繰り返しに課題を残しながら、前半で28-14とリード。後半も要所で存在感を見せるディアンズを中心とし、途中出場のSH藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)を起点に攻撃の手を緩めなかった。
準決勝のもう1つのカードはA組1位のフィジー(同9位)と、B組2位のカナダ(同24位)に決まった。ディアンズは「ディフェンスの部分で、特に次のトンガとやる時には、相手が順目に強いキャリーをしてくる。それに自分たちのスピードで回って(準備し)、コンタクトで勝てるようにしないといけない」と見据えた。頂点を目指し、南太平洋の島国にぶつかっていく。
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