台風10号の影響で金曜日の競技が中止となり、36ホールの短縮競技となって今日土曜日に初日を迎えた「ゴルフ5レディス」。会場は千葉県市原市の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ(6505ヤード、パー72)」、朝から台風一過の快晴のなかでのプレーとなりました。

 

試合の序盤を引っぱったのは、アウトコーストップスタートの内田ことこ選手。

前半を5バーディノーボギーで終えると、後半も11番、13番でバーディを奪い一時7アンダーまで伸ばします。しかし14番の難関パー3でこの日最初のボギーを打つとリズムを崩し、16番でもボギー、最終18番ではダブルボギーを打って3アンダーまで後退してしまいました。

 

『内田ことこ選手は上位をキープした』

 

内田選手を追い抜いて首位争いを引き継いだのが木戸愛選手とアマチュアの中澤瑠来選手。

木戸選手は15番までに7つのバーディを奪いますが、16番、18番でボギーを打ってしまい5アンダーの9位タイフィニッシュ。終盤が惜しい展開とはいえ、随所で好ショットを繰り出し、今シーズンの好調ぶりをうかがわせました。

 

『木戸愛選手も好調。5アンダーでフィニッシュ』

 

中澤選手は1、2番を連続バーディで好発進し前半5アンダー。12番でボギーを打つも、13番パー5を2オンさせてイーグルとし見事バウンスバックします。17番のボギーで5アンダーに後退してしまいますが、アマチュアながら一時首位に立つ好プレーを見せ、木戸選手と同じ9位タイでフィニッシュしました。

 

「今日はショットの調子がよく、中途半端な距離も上手く打てて、たくさんバーディチャンスにつけられました。短縮競技は私にとってはプラス要素だと思うので、明日もがんばります」(中澤選手)

 

『ゴルフ5契約の中澤瑠来選手はアマチュアトップ』

 

今日の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」は、全体的にはアウトコースのほうが好スコアが出ている状況で、序盤にスコアを伸ばした選手の多くはアウトスタートでした。

内田選手、木戸選手、中澤選手らは前半伸ばしながらも難ホールの多いインコースの終盤で苦しみましたが、終盤もスコアを伸ばし続けたのが荒木優奈選手と政田夢乃選手。
 

政田選手は前半こそ2アンダーでしたが、11番、13番、14番、16番、17番と後半で5つ伸ばしてボギーフリーのトータル7アンダーで4位タイ。荒木選手は前半を1イーグルと2バーディ1ボギーの3アンダーで回ると、後半も5バーディノーボギーで締め、トータル8アンダーの暫定トップタイでホールアウト。クラブハウスリーダーとなりました。

 

『政田夢乃選手は7アンダーの4位タイ。1日ノーボギーでのプレーだった』

 

『荒木優奈選手は8アンダーでトップタイ』

 

また、三ヶ島かな選手が前半5番からの5連続バーディで折り返し、10番をボギーとしてしまいましたが、13番、16番、18番とさらに3つ伸ばして7アンダーの4位タイフィニッシュ。

 

『三ヶ島かな選手も好調。7アンダーでのフィニッシュ』

 

柏原明日架選手は、ボギーフリーの好プレーで荒木選手に並ぶ8アンダーの暫定トップタイまで伸ばします。スタートホールの1番からバーディ発進すると、5番から9番までを5連続バーディとして前半6アンダー。後半も苦しい場面もありながらボギーを打たない2バーディの好プレーでした。

 

「いま取り組んでいることができる確率が上がっていて、(優勝した)『NEC軽井沢72』よりもその質が上がっています。今日も、パーオンしたときに短い距離のバーディトライができたことが好スコアにつながったと思います」(柏原選手)

 

『今季サンドセーブ率1位の柏原明日架選手。ノーボギー8アンダーのトップタイで初日を終えた』

 

そして稲垣那奈子選手は前半の4アンダーに加え、後半も5つのバーディを重ねる安定したプレー。最後の最後18番でバンカーから寄せ切れずにボギーを叩いてしまいますが、トータル8アンダーで荒木選手、柏原選手に並ぶトップタイまで伸ばしました。

稲垣選手は自己ベストを3打更新する好プレーでした。

 

「ショットに少し不安があったのですが、ドライバーを短く持ったら曲がらなくなってくれました。今日の好スコアはとにかくパットが入ってくれたのが大きいです。明日もこんなに入るとは思えないので、明日はショットでバーディが取れれば優勝争いができると思います」(稲垣選手)

 

『稲垣那奈子選手は絶好調。自己ベストを更新するプレーでトップに並んだ』

 

風のない好天なうえ、雨の後で球が止まりやすいグリーンコンディションということもあり、難コースとは思えないほどスコアが伸びた大会初日。首位は8アンダー、予選カットラインはイーブンパーの58位タイまでというハイスコアゲームなうえ、首位から4打差の4アンダーまでに25人がひしめく大混戦となりました。

 

なお、ゴルフ5所属のプロたちは、5人中4人が予選を通過しました。
 

プロ最上位は4アンダーの穴井詩選手と山本景子選手。トップとは4打差ですが十分優勝が狙える位置です。

 

『穴井詩選手の初日は4アンダー。優勝争いに食い込むか』

 

『山本景子選手も穴井選手に並んで4アンダーでフィニッシュ』

 

2アンダー35位タイの川満陽香理選手は、前半インコースで3連続バーディからの3連続ボギーと浮き沈みが激しいゴルフでしたが、後半アウトコースを3バーディ1ボギーでまとめました。イ・ナリ選手は3バーディ2ボギーの1アンダー。50位タイでの予選通過となりました。

 

『3年ぶりの出場となる川満陽香理選手は2アンダーで予選通過』

 

『1アンダーで初日を終えたイ・ナリ選手』

 

武尾咲希選手は、1ホールを残して1アンダーと予選突通過ラインにいましたが、最終9番ホールでダブルボギーとして1オーバーの72位タイに後退してしまい、無念のカットとなりました。

 

 『武尾咲希選手は最終ホールで2つ落とし惜しくも予選通過ならず』

 

明日の決勝も、今日同様の好天が予想されます。
 

短期決戦のスプリント勝負になりますが、どんな展開になるのか、この混戦を制するのは誰なのでしょうか。
 

 

 

〈第30回ゴルフ5レディストーナメントHPはこちら〉

https://www.golf5-ladies.com/
 

 

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