世界的な昆虫写真家、海野和男さんの写真展があわら市の美術館で開かれています。

海野さんは、50年以上にわたって世界各地で昆虫を撮影している昆虫写真の第一人者で、あわら市の美術館でことし7月から写真展が開かれています。

会場には、さまざまな昆虫の顔や、優雅に庭を舞うチョウ、それに天敵から身を守るために葉や枝に擬態する昆虫の写真など175点が展示されています。

このうちカブトムシの顔の写真は、広角レンズなどを使った特殊な方法で撮影されていて、顕微鏡で拡大したような大きな顔を観察することができます。

また、色鮮やかな羽で優雅に空を舞うちょう、「アカエリトリバネアゲハ」の写真は、マレーシアの山林で撮影されたもので集団で水を飲む様子が収められています。

写真展を企画した「金津創作の森美術館」の尾藤由菜学芸員は、「世界にはいろんな昆虫がいることを知ってもらい、身近にどんな昆虫がいるのか自然に目を向けてもらうきっかけになってもらえたらうれしいです」と話していました。

この写真展は、今月28日まで開かれています。

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