
ブラジル・中国ビジネス委員会(CEBC)の調査によると、2024年の中国によるブラジルへの直接投資額は42億ドルと、前年から倍増した。写真はドローンで撮影した中国BYD製自動車。サンタカタリーナ州の港で5月撮影(2025年 ロイター/Anderson Cohelo)
[サンパウロ 4日 ロイター] – ブラジル・中国ビジネス委員会(CEBC)の調査によると、2024年の中国によるブラジルへの直接投資額は42億ドルと、前年から倍増した。両国が外交面で接近する中、中国の国別投資先としてブラジルが世界3位に浮上した。
調査によると、エネルギー分野への投資が続いているほか、電気自動車(EV)やフードデリバリーといった新分野でも投資があったという。
ブラジルのモレイラ産業開発・イノベーション・貿易・サービス長官は「中国企業の参入は極めて望ましい。ブラジル産業の競合他社に衝撃を与えるだろう」と述べた上で、「国内サプライチェーン(供給網)を発展させるにはこうした投資が必要だ」と語った。
一方、EV生産を含めた中国系工場の多くは依然として、中国で生産した部品を輸入してブラジルで最終組み立てを行っている。モレイラ氏は、こうした投資は(ブラジルでの)雇用創出が限られ、経済成長の鍵となる供給網全体での新工場の誘致効果も小さいと指摘した。
トランプ米大統領がブラジルと中国からの輸入品に高関税を課す中、ブラジルのルラ大統領と中国の習近平国家主席は過去1年間で2度会談し、複数分野での連携を発表している。CEBCの調査担当者は、中国によるブラジル投資の拡大について「地政学的緊張が背景にある」と語った。
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