CRI・ミドルウェア<3698>は、2025年9月にインドのベンガルールで開催されるエレクトロニクス展示会「electronica India 2025」に初出展することを発表した。

世界の成長市場であるインドでの認知拡大により、同社モビリティ製品のさらなる成長を目指す。

■デジタルメーターのノーコード開発とフロントグリルを彩るLED制御技術を初展示

今回の出展は、2025年4月に発表した車両向けデジタルメーター映像ソリューションのインド向け展開の取り組みの1つ。協業する萩原エレクトロニクスの海外子会社Hagiwara Electronics India(以下「ハギワラインド」)のブースと、ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)が設置するジャパン・パビリオンブースの2つに出展する。

「electronica India 2025」では、モビリティの映像、音声、電飾をトータルコーディネートする仕組みを展示する。車両向けデジタルメーター映像ソリューション「CRI Glassco」の特長をさらに発展させたCANノーコード技術デモのほか、新たに開発したフロントグリルや内装などのLEDを多数制御する機能、さらに車内外のサウンドを制御する車載向けサウンド製品「CRI ADX Automotive」との組み合わせを紹介し、品質はもちろん、新しさやスピード感が求められるインド市場へアピールする。

■ゲーム由来の技術でインドの二輪市場を席巻、世界へ

「CRI Glassco」は車両にて速度計などを表示するデジタルメーターを制御するソフトウェア。本製品は現在日本国内の主要メーカーの二輪車を中心に量産車両への搭載が進んでおり、2025年6月末時点で累計188万ライセンスが市場に投入された。サウンド製品「CRI ADX Automotive」も同時点で累計1332万ライセンスが搭載済みで、2製品を含む同社のモビリティ向けソリューション「CRIWARE for Mobility」は、国内を中心に規模を拡大している。当社のモビリティ事業は、インド展開を起爆剤に国内外への販売拡大をさらに進め、2030年度に全世界での売り上げ40億円を目指す。

「CRIWARE for Mobility」は、同社がゲーム領域で培ってきた音と映像の技術を、モビリティ向けに拡張したものとなる。これからもCRIは技術の力でインドと世界のモビリティ発展に寄与していく。

■「electronica India」の2つのブースで異なる展示を実施

今回の「electronica India」では、以下2ブースにてCRIのモビリティ関連製品を展示する。デジタルメーター、各種電飾、車内外のサウンドを組み合わせた、車両のHMIの総合制御デモンストレーションを紹介する。

①ハギワラインドブース内
ハギワラインドのブースでは、ルネサスエレクトロニクス製 「RH850」での「CRI Glassco」動作デモを展示する。

②ジャパン・パビリオンブース内
ジャパン・パビリオンでは、異なる車載向けマイコンでも製品が同じように動作する様子を確認できる。「RH850」と、インフィニオン テクノロジーズ製「TRAVEO T2G CYT3DL」での「CRI Glassco」動作デモを展示する。

<イベント概要>
electronica India 2025
日時:2025年9月17日(水)~19日(金)10:00 ~ 18:00(最終日のみ17:00まで)
会場:
ベンガルール国際展示場(インド)
ホール2・F-01:ハギワラインド内
ホール3・D-25:ジャパン・パビリオン内

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