SCREEN、「Labelexpo Europe 2025」でラベル・パッケージ市場向け最新ソリューションを提案

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)の海外子会社であるSCREEN GP Europe B.V.は、9月16日から9月19日までスペイン・バルセロナのFira Gran Viaで開催される「Labelexpo Europe 2025」に出展し、ラベル・パッケージ市場に向けた実用的なソリューションを提案する(Hall 5‒5D55)。SCREENブースでは、同社のインクジェットデジタル印刷機をデモンストレーションやサンプルを通じて紹介していく。

 ラベル印刷ソリューションでは、同社のUVインクジェットラベル印刷機「Truepress LABEL 350UV SAI S」とNilpeter社のダイカット後加工機「REFINE Compact」をニアラインで接続し、短納期・多品種少量生産に適したラベル印刷のデモンストレーションを披露する。
truepress LABEL 350UV SAI S
 さらに世界各地のユーザー事例や多様な印刷サンプルを展示する他、ロングラン印刷の実演によるリアルな生産運用を提案する。また、デジタル印刷機の特性を生かしたバリアブルデータ作成ソフトウエア「PDFormstudio」も紹介する。

 加えて商業印刷分野での高生産性を誇るインクジェット印刷機「Truepress JET 520HD+」において、ラベル基材での印刷運用を可能にした「Truepress LABEL 520AQ」(仮称)を参考展示。インクには、高品質のカタログやリーフレット、ダイレクトメールなどにおいて多くの運用実績を誇る水性インク「Truepress ink SC+」を使用しているため、高品質な印刷物のご提供とともに、印刷作業環境を改善し、持続可能な生産を実現する。

 パッケージ印刷ソリューションでは、同社の紙軟包装向け水性インクジェット印刷機「Truepress PAC 520P」の実機によるデモンストレーションに加え、軟包装向け水性インクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」で印刷した多彩な印刷サンプルの展示を行う。
Truepress PAC 520P
 「Truepress PAC 520P」と「Truepress PAC 830F」は、高い印刷品質を保ちながら、リードタイム短縮や小ロット対応を実現。パッケージ印刷市場のデジタル化に向け、多様化するパッケージデザインに適応でき、ビジネスの変革に貢献。また、食品包装に関する安全規制に準拠した水性インクを搭載しているため、食品業界に求められる高い安全性を備え、作業環境の改善にも貢献する。
Truepress PAC 830F

 このほかLombardi社のブース(Hall3‒3E95)では、「Truepress LABEL 350UV SAI S」にLombardi社製のフレキソ印刷機を接続したセミハイブリッド構成を展示。同構成のラインで作成したサンプルを紹介する。デジタル印刷機によるバリアブルな印刷、インライン接続による省人化に加えて、加飾・加工処理を施した高付加価値印刷を披露する。

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