国際親善試合   日本 ― メキシコ ( 2025年9月6日    米カリフォルニア州オークランド )

<サッカー日本代表練習>笑顔の久保建英(撮影・西海健太郎)
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 米国遠征中のサッカー日本代表は2日(日本時間3日)、米カリフォルニア州オークランドで全体練習を行い、メキシコ戦に向けて調整した。久保建英(24=レアル・ソシエダード)も軽快な動きで万全の状態をアピール。来年のW杯北中米大会で優勝を目標に掲げる中、開催国と顔を合わせる戦いへ覚悟を示した。

 「“優勝したい優勝したい”って言うんだったら、このレベルの相手に自分たちのやりたいことができなかったら優勝できないんじゃないですか」

 W杯アジア最終予選が終わり、今回の遠征から本番に向けた本格的な準備がスタート。アジア以外の国との対戦は約2年ぶりとなる。「アジア予選で出たことを全てそのままできればいい。3バックというより、攻撃的な選手を多く置いてほぼウイングみたいな形で人数をかけて攻めていくっていうのをトライしてると思うんで、それがうまくいくかが大事」と言う。

 この日はボール回しや5対5などを実施。レアル・ソシエダードでは開幕戦で今季初得点を挙げるなど「個人的には1点取って悪くない滑り出し」と好調を維持して乗り込んだ。

 メキシコは因縁の相手でもある。21年東京五輪3位決定戦で対戦し、日本は53年ぶりのメダル獲得を目指したが1―3で完敗。当時20歳だった久保は無得点に終わり、ピッチ上で人目をはばからず、号泣した。「負けたことで感情を入れてしまうっていうのは珍しかった。これから先ないんじゃないかな。自分でも珍しかったなと思う」と振り返る。

 敵将アギーレ監督はマジョルカに在籍した21~22年の指揮官。当時は重用されなかった過去があるが「再会を楽しみにしたい。いい選手になったよっていうのを見せられたらいいかな。しっかり勝って終わりたい」と待ち望んだ。

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