新型SUV「ビクトリス」
スズキのインド子会社マルチ・スズキ(マルチ・スズキ・インディア社)は9月3日、インド国内で新型SUV「ビクトリス」を発表した。
同モデルはマルチ・スズキのカルコダ工場にて生産し、アリーナ店にて販売。インド国内向けだけではなく、100以上の国・地域へ輸出予定としている。
新型「ビクトリス」のボディサイズは、4360mm×1795mm×1655mm(全長×全幅×全高)。パワートレーンは、1.5リッターエンジンを搭載し「マイルドハイブリッド」「ストロングハイブリッド」「CNG(Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス)」の3種類から選択可能。
マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド仕様は、スズキ、東芝、デンソーが出資し、自動車用リチウムイオン電池を製造する合弁会社TDSG(TDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Limited)で生産するリチウムイオン電池を使用。
CNG仕様は、スズキとして初めて、CNGタンクをボディの下に配置するアンダーボディタンクレイアウトを採用し、広いラゲッジスペースを確保した。
エクステリアは、シャープな造形と先進的で存在感のあるLEDヘッドランプ、LEDリアコンビネーションランプを採用。インテリアはモダンなスタイリングと日常での快適性を兼ね備えたデザインで、細部まで作りこまれたインパネデザインや64色から選べるLED室内イルミネーションなどにより、スタイリッシュな雰囲気を演出した。
そのほか、安全装備として、衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、全方位モニター用カメラ、タイヤ空気圧モニターなど、日々の安心安全をサポートする機能を採用。快適装備として、足の動きを感知して自動で開閉できるハンズフリーパワーバックドアや電動で調整可能なパワーシートを採用。また、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応した10.1インチの純正インフォテインメントシステムや、Dolby Atmos 5.1chサラウンドシステムに対応したInfinity製8スピーカーのプレミアムサウンドシステムを搭載している。
新型「ビクトリス」は、先進的なデザインに加え、安全装備や快適装備を充実させた最新のSUV。現在インドの乗用車市場においてSUVの販売比率は約6割にのぼり、新型「ビクトリス」は、多様化するインドのニーズに応えるSUVとして投入される。
スズキは、新型「ビクトリス」の投入を通じて、インド乗用車市場のリーディングカンパニーとしてSUV市場においても、これまで以上に多くのユーザーに選ばれるように取り組んでいくとしている。
新型ビクトリスの主要諸元ボディサイズ:
4360mm×1795mm×1655mm(全長×全幅×全高)
パワートレイン:
1.5リッターマイルドハイブリッド:5速MT/6速AT(6速ATには4WD:ALLGRIPを設定)
1.5リッターCNG:5速MT
1.5リッターストロングハイブリッド:CVT
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