石川県珠洲市の推計人口が初めて1万人下回る 能登半島地震の発生以降 人口減少が加速

石川県珠洲市の推計人口が初めて1万人下回る 能登半島地震の発生以降 人口減少が加速

能登半島地震の発生以降、奥能登を中心に人口減少が一段と進む中、石川県珠洲市の推計人口が初めて1万人を割り込んだことが、県のまとめで分かりました。

県が毎月公表している人口の推計結果によりますと、8月1日時点の人口は輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の奥能登2市2町を合わせて4万8600人で、能登半島地震が発生して以降、1年8か月の間に6613人、率にして12%減少しました。

中でも珠洲市は1769人の減少となり、初めて推計人口が1万人を割り込みました。

珠洲市によりますと、人口のピークは市政が施行された1954年=昭和29年の3万8157人で、その後、人口は減り続けてきました。

MRO

馳浩知事「深刻に受け止めている。ふるさととして戻ってきたい、あるいは珠洲で仕事をしたい。珠洲と関わり合いたい。こういう方々のニーズを集めて関係人口を増やしていく」

また、珠洲市以外の奥能登の自治体では、震災後の1年8か月の間に輪島市で3013人、能登町で1216人、穴水町で615人の減少となりました。

奥能登では震災前から過疎化が深刻な問題でしたが、この1年8か月で人口減少にさらに拍車がかかっています。

WACOCA: People, Life, Style.