金沢市内で冠水被害が相次いだことを受け、村山卓市長は逆水門の遠隔システムやアンダーパスの侵入防止ゲートを前倒しで導入する考えを示しました。
【写真を見る】金沢市が大雨被害受け対策を強化 村山市長が逆水門の遠隔化やアンダーパスへのゲート設置を表明
金沢市議会の9月定例会は2日、開会し、一般会計で53億7000万円あまりとなる補正予算案が提出されました。
村山卓市長は、8月の大雨で浸水エリアとなった間明町2丁目の伏見川の逆水門を遠隔操作できるよう改良工事を前倒して、年度内をめどにシステムを導入する考えを示しました。
■冠水した2か所のアンダーパスに侵入防止ゲートを設置へ
また、アンダーパスが冠水した「米泉交差地下道」と「千木アンダー」では、冠水時の侵入防止ゲートを新たに設置します。
村山卓金沢市長「金沢市内では経験したことがないような大雨被害、これによって明らかになってきた課題もある。2次被害に遭わないための対策を講じていきたい」
このほか、活用策が決まらず塩漬け状態となっている金沢駅前の都ホテル跡地の整備について8月26日、市長自ら所有者である近鉄不動産の本社に出向き、改めて早期の開発を要望したと説明。
近鉄不動産からは高さや容積率の制限がなくなる「都市再生特別地区」への指定に向けて、具体的な協議を始めたいとの考えが示されたということで、「北陸の玄関口にふさわしい施設となることを期待したい」と述べました。
北陸放送
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