原油先物上昇、ロシア・ウクライナ攻撃激化で供給懸念

アジア時間2日序盤の原油先物は上昇。ロシアとウクライナが攻撃を激化させる中、供給を巡る懸念が強まった。写真は2023年6月、ロシアのタタルスタン共和国で撮影(2025年 ロイター/Alexander Manzyuk)

[2日 ロイター] – アジア時間2日序盤の原油先物は上昇。ロシアとウクライナが攻撃を激化させる中、供給を巡る懸念が強まった。

0039GMT(日本時間午前9時39分)時点で、北海ブレント先物は0.20ドル(0.29%)高の1バレル=68.35ドル、米WTI先物は米祝日前の前営業日と比べて0.81ドル(1.27%)高の64.82ドル。

ロイターの算出によると、最近のウクライナの無人機攻撃により、ロシアの石油処理能力の少なくとも17%に当たる日量110万バレル分の施設が停止した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は8月31日、ロシア深部への新たな攻撃を計画していると述べた。

ANZのシニア商品ストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は「ロシアのエネルギーインフラに対するリスクは依然として高い。ウクライナはインフラへの攻撃を強化する中、週末にさらに多くのロシア石油精製所を攻撃した」と指摘した。

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