ラグビー女子ワールドカップ(W杯)イングランド大会1次リーグC組 日本19―62ニュージーランド ( 2025年8月31日 エクセター )

<日本・ニュージーランド>前半4分、WTB畑田桜子の先制トライで喜び合うサクラフィフティーン (C)JRFU
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世界ランキング11位の日本「サクラフィフティーン」は、同3位でW杯2連覇中のニュージーランドに19―62(前半5―38)で敗れた。1次リーグC組は2連勝としたニュージーランドとアイルランドの決勝トーナメント進出が決定。日本は2連敗で1次リーグ敗退が決まった。
前半4分、敵陣左ラインアウトモールから左へ展開し、CTB弘津悠(24=ナナイロプリズム福岡)からパスを受けたWTB畑田桜子(22=日体大)が先制トライ。2連覇中の強豪国から先に得点を奪った。その後は6連続トライを許して5―38で折り返した。後半7分、ラインアウトモールからチャンスを作って最後はSH津久井萌(25=横河武蔵野アルテミ・スターズ)が潜り込んでトライ。さらに12―43で迎えた同27分、敵陣左ラインアウトからモールで押し込むとペナルティートライで7点を追加した。その後はニュージーランドのFBソレンセンマギー(18)に50メートル以上の独走を許してハットトリックを決められるなどわずか5分間で3連続トライを奪われ、19―62で試合を終えた。
ニュージーランドには3年前に83点差で大敗していたが、今回は43点差。敗れたものの、確かな成長の跡を示した。前回対戦時にも出場していたNo・8斉藤聖奈(33=三重パールズ)は「自分たちのやってきたことが間違いではなかったと証明できた」と実感を込めた。レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチから「殴られる前に殴りに行け」と先制攻撃を厳命されて臨んだ一戦。強豪国を相手に「ファーストパンチができた。最初の10分は臆することなく日本のペースでゲームコントロールできた」と手応えを口にした。
先制トライを決めたWTB畑田は「悔しい気持ちが大きい」と敗戦を受け止めながらも「通用した部分もあるのでプラスに捉えたい」と前向きに話した。今大会最終戦となる次戦(7日)は、7月の国内壮行試合で2連勝したスペインと対戦する。FL長田いろは主将(26=アルカス熊谷)は「私たちにとっても大事な試合になる。絶対に勝って次につなげたい」と気を引き締めた。
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