「防災の日」の1日、鹿児島市のデパートでは、地震とその後に発生した火災を想定した防災訓練が行われました。
1日、鹿児島市金生町のデパート、「山形屋」で行われた防災訓練には、従業員や消防隊員合わせておよそ650人が参加しました。
訓練は、鹿児島市で震度6弱の揺れを観測する地震が発生し、7階のレストランで火災が発生したという想定で行われ、初めに館内放送で緊急地震速報が流れると、従業員たちは客にふんした人たちに「地震が来ます! 頭を保護してください」と呼びかけました。
そして、従業員たちは客やけが人役の人たちを外に避難誘導し、ホースなどを使って初期消火を行い、手順を確認していました。
このあと、消防隊員が駆けつけ、屋上に避難した人をはしご車を使って救助しました。
続いて、はしご車から建物に向かって放水し、消火の手順を確認していました。
鹿児島市消防局中央消防署の前田武史署長は、商業施設にいる場合に意識しておくことについて、「自分が何階にいるのか把握しておくこと、従業員の人たちの指示に従うことを大切にしてほしい」と話しています。
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