万博グルメレポート。フランス館にあるメゾンカイザーの万博限定パンを食べてみた
大阪・関西万博に訪れたら並んででも購入したい、なんならこのために万博へ行ってもいいと思えたのが、フランスパビリオン1階に出店している「La Boulangerie」。パン好きならご存じ「メゾンカイザー」が監修したベーカリーだ。
東京や大阪など全国約30か所にある店舗とは少し違って、ここではフランス産の材料を使い、フランスから来日したパン職人含むスタッフがバックヤードで製造し、焼きたてを提供している。開幕前から話題を集め、リピーターも続出の「万博限定商品」を紹介しよう。
フランス政府が出展する「フランスパビリオン」。この1階にベーカリー、3階にレストラン「Le Bistrot」が入る
展示への入館とは別に、ベーカリーの待ち列が正面入り口にある
メニューを眺めながら順番が進むのを待つ
テイクアウト専門ということもあって、意外とサクサク進む
ショーウィンドウに並ぶパンを選んで店員に伝えて、そのまま会計するシステム万博限定パン
クロワッサンルージュ(702円)
クロワッサン抹茶(702円)
パン・スイス(1080円)
万博セット(3個ギフトボックス入り・トートバッグ付き、2484円)
クロワッサンのクロックムッシュ(972円)
ほか
パビリオンのテーマである「愛の讃歌」をイメージした「クロワッサン・ルージュ」は、オリジナル製粉の小麦粉、天然酵母、高品質なバターなどを用いて作られる生地に、甘酸っぱいフランボワーズソースを詰めている。表面は艶やかでサクッとしているが、中はモチッとしていて、あふれ出るソースがみずみずしく、パンなのにジューシー。
日本らしさを取り入れた「クロワッサン抹茶」は、同じくフランス産バターを使ったこだわり生地に、抹茶クリームを絞ったもの。この抹茶クリームが濃厚で、でも甘すぎず、ふわっとした食感とお茶の香りが際立っているのがとても印象的だった。
甘酸っぱいフランボワーズソースが入った「クロワッサン・ルージュ」
抹茶クリームとふわふわ食感が美味しい「クロワッサン抹茶」
甘さレベルはルージュ>>抹茶
フランスとスイスの国境地域で生まれたという伝統パン・ブリオッシュスイスをクロワッサン生地で作る「パン・スイス」は、ズバリ甘さレベル星5つ。そして背徳感がすごい。カスタードクリームとチョコチップを包んで焼き上げ、さらに表面にはチョコレートもトッピングしており、パンというよりもチョコレートケーキを食べているような重厚な味を楽しめた。
この3品は、ギフトボックス入りの「万博セット」としても販売していて、おまけにEXPO2025 フランスパビリオン、メゾンカイザー、パリの歴史ある紅茶ブランド・Janat(ジャンナッツ)のロゴが入ったトートバッグが付いてくるので、単品で買うよりもお得。
チョコが甘くて濃厚な「パン・スイス」。1個のサイズも大きめ
「万博セット」(クロワッサンルージュ、クロワッサン抹茶、パン・スイス)で買うと、ロゴ入りトートバッグが付いてくる。軽くて水に強いレジャーシートのような素材
最後は、総菜パン「クロワッサンのクロックムッシュ」。バターが芳醇なクロワッサン生地に、ごろごろのベーコン、アボカド、ホワイトソース、チーズを挟んで香ばしく焼いたずっしりな1品で、食べ応えは申し分なし。カリッカリのチーズの羽まで美味しくいただけた。
「クロワッサンのクロックムッシュ」をフランス産バニラ使用の「バニラシェイク」(単品972円、パンとセットで50円引き)とともに
このとき訪れたのは8月中旬。相変わらずの行列はあったものの、16時ごろに並び始めてから15分ほどでショーウィンドウ兼レジに到達。夏休みが明けた今なら、意外と狙い目かもしれない。
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