沖縄尚学高校は夏の甲子園(全国高校選手権)で初優勝を果たした。兵庫県西宮市の甲子園に詰めかけた4万5600人の満員の観客の前で、決勝戦で東京の日本大学第三高校(日大三)を3対1で破った。

日大三高は1回裏に先制したが、沖縄尚学高は2回、6回、8回と得点を重ねて勝利を収めた。宜野座恵夢が先制点を挙げ、6回にタイムリー、8回にタイムリー二塁打を放ち、2点を挙げた。2年生の新垣瑞稀と末吉良丞は合わせて6安打を放った。右腕の新垣は7回1安打を投げ、6安打1失点に抑えた。左腕の末吉は2度のピンチを切り抜けセーブ。彼は9回代打の永野翔成を1死1、3塁の場面でダブルプレーに打ち取り、試合を終わらせた。

「ああいう状況で勝つことができたのが、一番うれしい」と宜野座は試合後の『The Japan News』のインタビューで語った。

沖縄尚学高校の比嘉公也監督は、馬淵史郎監督率いるWBSC U-18野球ワールドカップ2022と2023でコーチを務め、歴史的な2023年世界選手権優勝に貢献した。日本のメディアは、比嘉監督が世界的に有名なポルトガル人サッカー監督ジョゼ・モウリーニョとの類似点に注目した。

夏の甲子園は、勝ち抜き方式のトーナメントだ。1回戦の組み合わせと1回戦を免除されるチームは抽選で決定される。1回戦は34チームが出場し、1回戦を免除されるチームの15チームは2回戦(ベスト32)に進出する。そのため、優勝するには5勝または6勝が必要だ。

準決勝では沖縄尚学が山梨学院を破り、日大三高は岐阜商業を破った。

日本野球連盟(BFJ)とNPBエンタープライズは、高等学校野球連盟の支援を受け、9月5日から14日まで沖縄県でラグザス presents WBSC U-18野球ワールドカップ2025 を共催する。県は公式Xプロフィールを通じて大会プログラムを発表した。

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