「防災の日」の9月1日、和歌山県の宮崎知事は、南海トラフ地震に備えて紀伊半島を1周する道路網の早期整備に向けた働きかけなどを進めていく考えを示しました。

和歌山県の宮崎知事は定例の記者会見で、9月1日が「防災の日」であることを受けて「防災には緊張感を持って取り組んでいる。手がけてきた政策がどれくらい進んでいるか、防災担当の部局と話しながら確認していきたい」と述べ、南海トラフ地震に備えて施設の耐震化などにいっそう力を入れていく考えを示しました。

さらに、災害時の迅速な避難や復旧につなげるために、紀伊半島を1周する道路網を早急に整備する必要があるとしました。

そのうえで「先日も国土交通省に要望に行ったが道路のつながっていない部分をなくして、紀伊半島を1周させないといけない。早く完成できるかによって大きな違いが出てくる」と述べ、早期の整備を国に求めていくとしました。

一方、知事に就任してから今月(9月)10日で100日となるのを前に「これまで浮き足立っていたところもあると思うが、いまはひとつひとつの政策の意図を考えながら行動できている。エンジンをかけてがんばりたい」と話していました。

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