フグの漁獲量が全国有数の下関市で、フグのはえなわ漁が解禁となり、港で出航式が行われ漁業者たちが漁の安全と大漁を祈願しました。
1日から、フグのはえなわ漁が解禁され、下関市の南風泊市場には、漁業関係者などおよそ60人が集まり出航式が行われました。
はじめに山口県延縄協議会の吉村正義会長が、「フグの資源が厳しくなってきているが、大事に育てながらおいしいフグを届けていく」とあいさつしました。
そして、全員で漁の安全と大漁を祈願して乾杯をしました。
天然のトラフグは、日本海・東シナ海・瀬戸内海で資源量が減ってきているということで、ことしも今シーズン初めて漁に出る漁船3隻に、水産資源保護のためトラフグの稚魚あわせておよそ2500匹が積み込まれ、海に放流するということです。
漁船が漁に向けて出航すると、関係者が手を振って見送りました。
はえなわ漁船「増栄丸」の中島豊船長は「下関産のフグは最高に美味しいのでたくさん獲ってこようと思います」と話していました。
フグの初セリは、今月下旬に下関市で行われる見通しです。
						
 
						
			
WACOCA: People, Life, Style.