ドイツから来た(左から)レアさんとパスカルさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本の夏特有の気候は、外国人観光客にも大きな衝撃を与えています。高温多湿の環境で、文化的な違いを実感することもあるようです。初めて日本を旅するドイツ人も、日本の独特な暑さを体験し、ある心配事を抱えているといいます。いったい、どんなことに困っているのでしょうか。
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3週間の日本旅行を計画
初めて日本へやってきたという、ドイツ人のレアさんとパスカルさん。3週間の滞在で、東京のほか長野、京都、富士吉田、下田、仙台をめぐります。
「日本にはずっと来てみたいと思っていたんだ」と、パスカルさんは念願の初訪日に大喜び。一方、レアさんは旅程を組むのが大変だったと振り返ります。
「本当はもっと南のほうにも行ってみたいと思っていたし、南の島も行きたかったんだけど、我慢することにしたの」と、笑いながら話すレアさん。「日本は小さいかもしれないけれど、旅程を考えるのが大変だったわ」と、限られた時間で行きたいところめぐる難しさを実感したようです。
「暑さの質が違う」 湿度に戸惑うふたり
到着してまだ日数が浅いというふたりですが、日本の気候に関して気づいたことがあるようです。
「暑いし、この湿度の高さには慣れる必要があるよね」と、パスカルさんは、日本特有の蒸し暑さに驚きを隠せない様子。レアさんも、母国との違いに困惑しているようです。
「ドイツも、熱波が来るときは30~35度くらいになる。でも、暑さの質が違う。ドイツは晴れているときはすごく暑いけど、暑くても乾燥しているから」
ドイツを含むヨーロッパの多くの地域では、夏でも湿度が低く、からりとした陽気が特徴です。一方、日本の夏は高温多湿で、体感温度が実際の気温よりもはるかに高く感じられます。
そんな日本の暑さに直面したレアさんは、ある心配事を抱えていました。
「日本にいると全身汗だくなんだけど、とくに顔とか汗かいているの、恥ずかしくないかな? 大丈夫? こんなに汗だくになるの、慣れていないから、ちょっとどうしていいのかわからなくなる」
レアさんにとって、日本の湿度の高さによる大量の発汗は、予想外の出来事だったようです。ハンカチやタオルといった汗を拭くアイテムも持ち合わせておらず、全身汗だくのまま街を歩くのは、なかなかない体験になりました。
まだまだ続きそうな日本の暑い夏。熱中症に気をつけて、各地での旅を満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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