金賞を獲得した田奈中学校吹奏楽部
田奈中学校吹奏楽部が8月9日、川崎市内で開催された「第74回神奈川県吹奏楽コンクール」中学生の部A部門に出場し、金賞に輝いた。同部は川崎市内で9月7日(日)に開かれる「第31回東関東吹奏楽コンクール」に臨む。5年連続15回目となる東関東の舞台に向け、部員たちは現在、一層熱を込めて練習に励んでいる。
県のコンクールで部員たちが自由曲として披露したのは『三角帽子』より序奏、午後、終幕の踊り。高難度という同曲に挑んだ部員をまとめる部長の鴛海(おしうみ)凛々子さん(アルトサックス)は「『どこのパートを目立たせるか』が明確に出るように意識して練習を続けた」と語る。
部活指導員の滝野恵子さんによると、今年のメンバーは例年に比べて1年生が多い構成。副部長の杉崎紗菜さん(トランペット)は県のコンクールでの演奏について「周りからは『今年こそは東関東に進めないんじゃないか』と言われていたので、見返してやりたいという気持ちで臨んだ」と振り返る。鴛海さんは「本番では練習よりも上手くいった」と、確かな手応えを感じたという。
同部によると、東関東で金賞を獲得した中学校のうち、数校のみが全日本のコンクールへの出場権を獲得できる。全日本の大舞台への進出を目標に掲げ、副部長の坂田愛実さん(クラリネット)は「全員で協力できるように、部長を支えながら部を引っ張っていきたい」、アシスタントコンダクターを務める対馬凪さん(フルート)は「東関東のコンクールまでに残された時間を無駄にせず、部員同士でたくさんコミュニケーションを取ってみんなで曲を良くしていきたい」と意気込みを語った。
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