【厚木市】藤塚中吹奏楽部 神奈川県コンクールで金賞 東関東大会に出場へ〈厚木市・愛川町・清川村〉

コンクールに臨んだ部員たち

厚木市立藤塚中学校(上依知・須田剛校長)の吹奏楽部が8月12日に川崎市で開催された第74回神奈川県吹奏楽コンクールで金賞を受賞した。9月20日に茨城県水戸市で開催される「第31回東関東吹奏楽コンクール」に出場する。

同中学校吹奏楽部(市野義雄顧問)は7月に厚木市文化会館で開催された「県央吹奏楽コンクール」で金賞を受賞して県コンクールに進み、今回再び金賞を受賞。さらに金賞の中でも1位に相当する「朝日新聞社賞」に選出された。部長の松野愛加さん(3年)は「金賞を目標に練習を重ねてきたのでうれしい。朝日新聞社賞を受賞できると思っていなかったので、発表の中で藤塚中学の名前が呼ばれたときは驚いた」と感想を話した。

本番の演奏中にハプニングにも見舞われたが誰一人慌てることもなく、演奏に集中できた。ステージに立つ前に市野顧問から「いつも通りの演奏をすれば大丈夫と声をかけていただいていたこともあり、慌てず気持ちを切り替えられた」と松野さんは振り返る。

「東日本出場が現在の目標に」

同吹奏楽部は現在35人の部員が所属。今回コンクールには、30人程度の小・中編成によるB部門へエントリー。姫路の成り立ちをテーマにした松下倫士作曲「ベルゼール・ブランシュ〜美しき白い翼〜」で挑んだ。ゆっくりとしたテンポが中心の曲だが緩急をつけるところがあり、演奏し甲斐のある楽曲で、松野さんは「どの場面でも演奏が難しい曲。単調にならず、しっかり感情が伝わるように演奏するよう心掛けました」と曲のイメージを話す。

吹奏楽部には楽器が未経験で入部する生徒も多く、最初はなかなか演奏リズムを取れずに苦労をした部員も。時には顧問と1対1で曲を合わせてリズムや音程をチェックしてもらうなど一人ひとりスキルアップしてきた。松野さんは「東関東大会でも金賞を受賞して、10月に山形県で行われる東日本大会に出場するのが目標」と抱負を話した。

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